ニキビ跡

ダーマローラーはニキビ跡に効果ない?赤みやクレーターは治らない?

自宅ダーマローラーやダーマスタンプの登場により、これまで美容外科クリニックでしか治療のできなかったニキビ跡の治療が身近になりました。

家でコツコツ継続していければ、いずれニキビ跡が治る夢を見てダーマローラーを購入する方もいるでしょう。

ただ、ニキビ跡の治療は美容外科クリニックでも困難を極めるものです。果たして、自宅ケアで本当に効果があるのでしょうか?

この記事では、自宅ダーマローラーが本当にニキビ跡に効果あるのか、この辺につい掘り下げていきます。

ダーマローラーは理論上ニキビ跡を改善できる

ダーマローラーがニキビ跡に効果があると口コミで広がっている理由は、ローラーの針により肌に強制的に傷をつけターンオーバーを促進させることができるからです。傷が治る原理とイメージ的には似ています。

ニキビ跡治療の基本は、肌本来の機能である再生力を利用すること。肌の生まれ変わりとも言いますね。

無数の針が肌に刺さることで、肌を修復しようとコラーゲンが生成されたりと肌細胞が活発に働き出します。

ターンオーバーが活性化されることで古い角質がドンドン排出されていき、綺麗な肌に生まれ変わることが理論上可能となるのです。

ダーマローラーの針の長さは、0.25mm~2.0mmくらいまでの範囲で施術するのが一般的です。

中には3.0mmの長さもありますが、基本的に自宅ケアではダウンタイムの観点から対応できない長さです。どうしても気になる方は、美容外科クリニックに相談してみましょう。

針の長さによって、当然ニキビ跡への効果は変わってきます。

というのも針の長さによっては表皮層だけでなく真皮層にまで到達することが可能になるため、肌の損傷レベルに違いが生まれるからです。

一般的に真皮層に作用する針の長さは1.0mmからと言われています。表皮と真皮を合わせた肌の厚みは約2mmですので、理論上は間違いないでしょう。

0.25mm 1.0mm 1.5mm
アンチエイジング
ニキビ跡の赤み ×
クレーター × ×

僕がこれまでのニキビ跡治療の経験に基づいて、ダーマローラーの針の長さと期待できる効果をまとめた表になります。

ニキビ跡治療目的でダーマローラーを試す場合は、最低でも1.0mm以上の長さがほしいところです。

0.25mmはシワやたるみ予防を目的とされているので、ニキビの悩みを解決する効果は期待できません。

ただし最初から長い針で試すのは危険です。自宅ダーマローラーを始める場合は0.25mmからスタートすることが基本です。

自宅ダーマローラーだけでクレーターの完治は不可能

ニキビ跡の症状は人それぞれですので一概にダーマローラーの効果を語ることはできませんが、正直言って自宅ダーマローラーでニキビ跡が完治する可能性は低いです。特にクレーターに関しては、1.5mm針を何度繰り返してもビクともしないことも。

ニキビ跡は赤みや色素沈着が残るタイプと肌が凸凹するクレータータイプに分けることができ、症状の重さで言うと赤み<色素沈着<<<クレーターくらい大きな違いがあります。

ニキビの炎症が酷くなると赤みが残りやすくなりますが、この時点で手を打てばクレーターにまで発展しません。

ただし、ニキビや赤みをそのまま放置すれば肌細胞に損傷が残ってしまうことがあり、肌がえぐられるようなクレーターが残ることがあります。

損傷組織(瘢痕組織)が形成されていない赤みタイプのニキビ跡はターンオーバーの活性化により徐々に薄くすることは可能ですが、クレーター治療は瘢痕組織を正常な細胞に生まれ変わらせる必要があるため一気に難易度が高くなるのです。

ニキビ跡治療の最高峰であるフラクショナルレーザーでも完治までには時間を要します。

つまり、クレーターは自宅ダーマローラーだけで完治できるほど甘くはないということです。

フラクショナルレーザーとダーマローラーを比べると損傷の範囲に大きな違いがあります。ダーマローラーの針の間隔は目で見て確認できますが、レーザーはより細かい間隔で肌に損傷を与えることができるのでその差は一目瞭然です。

このことから、ダーマローラが肌に与える影響はレーザーに比べてかなり小さいと言えます。何もしないよりはダーマローラでケアした方が遥かにマシですが、凸凹肌を本気で治したいなら時間を有効活用するべきなので自宅ダーマローラーだけの治療計画は無理があるということです。

自宅ダーマローラーのデメリット

ニキビ跡治療を目的とした自宅ダーマローラーの一番のデメリットは、継続できずに中途半端な状態で治療を断念しやすいことです。

筋トレと一緒で、最初は張り切っていても数ヶ月後にはやめている人がほとんどですから。

数回施術したくらいでは効果が期待できない

ダーマローラーは1回施術したところでニキビ跡に変化は見られません。

軽度の赤み程度であっても最低5回は施術してみないと見た目に変化は表れないでしょう。

ダーマローラーより効果の大きいフラクショナルレーザーでさえ5回以上施術する必要があるので、当然ダーマローラーはそれ以上の数をこなさなければ満足のいく結果には結びつきません。

ましてや100回やっても効果が出る保証はありませんので、続けることの難しさが一番のデメリットと言えます。

 

また、ダーマローラーと言えど肌を傷つける治療法には変わりありませんので、当然ダウンタイムが発生します。

施術直後は肌の赤みを隠さなければいけない生活を続けなければいけないため、曜日や仕事の都合などを計算にいれる必要があります。

このため、思うように回数を重ねることができなくなるのです。

最初は「絶対できる!」と気合が入っていても、数日後には「大変だな・・・」とネガティブになる人の方が圧倒的に多いですからね。

ニキビ跡への効果と継続する大変さのバランスが取れていない治療法の一つなので、効果の出ない日々を過ごす苛立ちやダウンタイムの影響と付き合う大変さを乗り越えることのできない人はダーマローラーの治療はオススメできません。

施術が面倒で続かない

まずダーマローラーを購入するだけでは治療を始めることはできません。

医療機関での施術の真似事をするので、それなりに準備が必要です。

麻酔を塗ったり治療後に肌の炎症を抑えるためにパックをしたりが必要になるので、美容外科クリニックのやり方を自宅で再現する形になります。

必要な道具
  • ダーマローラー
  • 麻酔(塗るタイプ)
  • クールマスク(肌沈静用)

1.0mm針以上の長さでダーマローラーを施術する際は、麻酔薬が必要になります。

麻酔なしでも物理的には施術可能ですが、絶対に痛みに耐えきれないので面倒でも準備しなくてはいけません。

この作業が思った以上に大変で、1回施術するのに平気で1時間以上かかるのでスキンケアや塗り薬と比べると桁違いに面倒な治療法なのです。

これを何十回繰り返さないといけないのかと考えるのと、やっぱり初心者は継続するのが大変です。

楽しめてやれる人はいいですが、僕のように面倒くさがりの人はキツイと思います。

ダーマローラーとニキビ跡|まとめ

ダーマローラーのニキビ跡への効果について説明してきましたが、予想以上に厳しい印象を受けたかと思います。

理論上はニキビ跡への効果が期待できますが、現実的に考えるとダーマローラーだけの治療には限界があります。特にクレーター治療を考えているならなおさらです。

ダーマローラー治療は継続できるかがポイントで、レーザー治療と比べると目に見える効果を実感するまで時間がかかりますので、その間も腐らずコツコツ努力するのは頭で考える以上に至難の業です。

 

ただし!何もしないよりは遥かにマシ!

 

スキンケアとダーマローラーを組み合わせることで、ニキビ跡の改善を早めることは十分可能だからです。

重度のクレーター以外の部分を改善することで肌全体が綺麗に見えるようになるので、クレーターの凹みを目立たなくすることもできます。

変にダーマローラーに期待するのがダメなだけで、ダーマローラーの効果やデメリットをしっかり理解したうえで施術をすれば、肌へプラスの作用をもたらすアイテムなのは間違いありません。

自宅ダーマローラーは好奇心だけで始めるのではなく、事前に治療計画を立ててから必要な道具を揃えましょう。

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