こんにちは、公務員を辞めたアツシです。
僕は31歳で県職員を退職してエンジニアの世界に飛び込んだわけですが、世間一般の感覚だと「公務員を辞めるなんて馬鹿だろ」と理解に苦しむかと思います。
そこで、本記事では僕が公務員を捨てて未経験のエンジニアを目指す理由について紹介していきます。
目次
公務員の仕事に魅力を感じなくなった理由
公務員について安定や好待遇など良いイメージを浮かべる人も多いですが、僕は実際に県職員になってみて良い部分だけでなく悪い部分も知ることができました。
僕が公務員を辞めた理由は、価値観や仕事のやり方が合わなかったことに尽きます。
- 年功序列だから頑張る人とそうでない人の給与差がほとんどない
- 挨拶文の一語一句に2日悩むなど不毛な仕事が多い
- 仕事のスピード感がまったくない
- できない理由を考える人が多い保守的な組織
県職員は若手のうちは安月給ですが、30代後半で年収600万円を超えてくるため、平均的な給与データと比べると金銭面では恵まれています。
正直、公務員の仕事の質はそれほど高くないので、30代後半からは高給取りの部類に入るでしょう。
なので、仕事に対する意欲が高くない人にとっては不満など芽生えません。ノルマや成績に追われることもなく、公務員として生きていれば年収は必ず上がりますから。
しかし、僕は徹底的な年功序列に対して常日頃から疑問を抱いていました。
どんなに仕事で成果を上げても給与で評価されることはなく、一方でやる気のない職員でも着実に年収が上がる仕組みにウンザリしていました。
仕事ができる人には働かない人の仕事が与えられるため、給与は変わらないのに業務量は増えるばかり。
つまり、公務員は無能な人が恩恵を受ける仕組みが出来上がっているのです。
何度か割り切ろうと努力したつもりですが、6年目になりこのまま働き続けることに限界を感じたところです。
また、仕事自体に魅力を感じなかったのも大きいです。
このまま年老いてもスキルが身につかないし、公務員の世界だけでしか生きられないオジサンになるのも嫌でしたし、そもそも生きるためだけに働く自分が嫌いでした。
僕は、そんな人生を受け入れられるほど器用に生きることができません。
たしかに公務員の待遇は魅力的ですが、一度きりの人生をここに費やすのは本位ではなく、自分にとっての幸せを得るためには別の道に進むしかないと判断しました。
公務員として働いてみて、自分の進みたい未来がそこにはなかったので、31歳で退職する決意を固めたのです。
未経験のWebエンジニアを目指す理由
今更、普通の会社員として働く選択肢はありません。これでは公務員時代と同じ結末になることが想定されるからです。
さらに、個人的に将来は地元に恩返しがしたく、そのためには何かスキルを磨いて自分が先頭になって様々な問題を解決したいという思いを持っています。
そして、高齢化が深刻な地方を救うのはITスキルだと考えているので、専門的な職業の中からWebエンジニアを目指すことに決めました。
もちろんWebエンジニアの仕事を調べたり実際にプログラミングを勉強してみて、感覚的に「この仕事をしてみたい!」と思えたのも理由の一つです。
- プログラミングを学んだワクワク感
- 働き方の選択肢が多い
- スキルが身につく
プログラミングを学んだワクワク感
これまで働いてきた中で認識している自分の適性では、簿記など経理分野が得意で、会計士や税理士になれば優秀な人材になれる自信はあります。
ですが、簿記や税の勉強は僕にとっては楽しくありませんでした。楽しくない仕事を選ぶなら公務員を辞めた意味がなくなります。
これから新しい仕事を始めるにあたっては、自分がワクワクする感覚を大事にしたいと考えています。
これから先、どうせ大変な道のりを歩むのだから、自分が好きでやりたいと思えることしかやりません。
そこで出会ったのが、プログラミングです。
公務員時代にシステム開発企業のエンジニアと接する機会があり、プログラミングが身近な存在だったので、何気なく調べて勉強してみました。
面白いやんけ
正直、エンジニアの仕事を詳しく調べたわけではなく、あまり深くは考えずに「プログラミングを勉強してスキルアップすることが楽しい」という理由だけでエンジニアを目指しています。
僕は、人生はノリと勢いが大事だと考えるタイプなので、理由はそれほど重要視していません。ひたすら悩んでも100%の結論には辿り着けないですからね。
もし、途中で「絶対違うな」と思ったら早めに損切りすればいいだけ。
やってみないとわからないことが人生には多すぎるので、辞めるという決断は必ずしも悪いというわけではありません。
とにかく何をしようか悩んで行動できないくらいなら、「楽しい」「興味がある」「面白そう」という感覚で突き進むのがワタナベアツシという男なのだ!
働き方の選択肢が多い
僕は公務員を辞めたからといって、組織に属するのが嫌なわけではありません。コミュ障じゃないですよ。
むしろ人と仕事するのが好きなタイプなので、まずはエンジニアとして就職する方向で考えています。
一方、エンジニアの中にはフリーランスで働いている人もいます。
Twitterやブログ等でエンジニア界隈を調べてみたら、どうやら実務経験2年ほど積めばフリーランスで働くことも可能だとわかりました。
もちろんスキルや人脈などの能力が条件になるかと思うので、そう簡単にフリーランスになれるとは思っていません。
しかし、これからの時代を生きていくうえで臨機応変に働ける職業はかなり魅力的です。
選択肢が一つしかない場合、そこにしがみつかなければいけない状況になるし、僕の場合は自分の未来が見えてつまらないと考えてしまいます。
会社員が向いているかフリーランスが向いているかは働いてみないとわからないですが、自分の可能性が広がる未来にワクワクしています!
専門的なスキルが身につく
公務員時代のコンプレックスは、どんなに働いてもスキルが身につかないことでした。公務員はスペシャリストではなくゼネラリストしか育成できませんからね。
もちろん仕事の効率化やタスク管理などの能力には自信がありますが、これといった専門的知識や技術がないことにずっとモヤモヤしていたところです。
なので、自分の武器となるスキルが身につく仕事に拘りました。
さらに、簡単に身につけることができないスキルが理想です。
というのも、誰でも少し勉強したくらいで習得できるスキルに価値はなく、すぐに需要が飽和するため武器にはならないからです。
極端な話、ユーキャンの1ヵ月で学べる資格を活かして仕事するとか話になりません。
時間の経過とともに、生半可な奴らが次々と脱落するような知識や技術を僕は求めています。
こうした視点で考えると、プログラミングはたいていの人が学習を継続できずに挫折してくれるのでラッキーです。
簡単に身につけることができないスキルだからこそ、今の自分にとってプログラミングは最適なスキルだと考えています。
31歳からエンジニアを目指すことの不安よりも希望が大きい
正直、30代から未経験でエンジニアを目指すのは大変であると想像します。
やはり同じ能力だったら若い人を雇用したいですからね。僕が採用担当だとしても、年齢を多少なりとも気にしてしまうでしょう。
ですが、30代からエンジニアを目指すのは無謀だと言われると、僕がエンジニアを目指す意味がなくなります(笑)
30代からエンジニアを目指すのは、厳しいだけであって無理な話ではありません。
たしかに実務経験のない30代を採用するのは企業にとってもリスクがありますが、学習意欲やポートフォリオで評価されれば就職することは可能だと証明します。
これまでの社会人経験がまったく無駄になるわけではなく、人と仕事をするうえで重要な基礎能力がしっかり身についていることを積極的に伝えることも大事ですね。
実際のところ、僕は31歳からエンジニアを目指すことに不安よりもワクワク感の方が大きいです。
プログラミングスクールで基本的な技術を身につければ、今の僕でも就職するくらいは余裕だと思うくらい自信はあります。
あとは実務経験を通して実力を加速させれば、1~2年でエンジニアとして貴重な人材になれるはず。
結局のところ『やる』か『やらないか』のどっちかなので、30代を理由にクヨクヨ悩むくらいの弱腰なら今の生活を守ることを選択した方がいいと思います。
20代と同じ努力では敵うわけないので、30代からエンジニアを目指すなら圧倒的な集中力でなりふり構わずプログラミング中心の生活を送りましょう。
2~3年後の成功している未来を描き、それに向かって走りぬくしか道はありません。
まとめ
- ワタナベアツシは、公務員としての人生に終止符を打った
- ワクワク感と選択肢の可能性からITエンジニアを目指している
- 自分への期待値から30代未経験でも不安は全くない
公務員を辞めることに理解を示す人は少なかったですが、自分の可能性を一番理解している僕が決断したことに迷いはありません。
自分で決めた道だからこそ、どんなことが起きても全て受け入れる覚悟を持ち、一人前のエンジニアになるために1日1日の過ごし方を大切にしていきます。
今日できることは今日やるのだ!
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