公務員試験

Fラン大学出身者でも公務員試験は合格できるけど難易度は高いと認識するべき

公務員の学歴を見ると大学偏差値60くらいが平均ですが、いわゆるFランと呼ばれる大学出身者も少数ながらいます。

実際に僕の県職員時代の同期にも、偏差値50以下の大学卒がいました。

この実態から「底辺大学でも公務員になれる!」と言えますが、その道のりはかなり険しいことも認識しなければいけません。

  • Fラン大学は公務員試験で差別されるのか?
  • Fラン大学出身者が公務員試験で不利な理由
  • Fラン大学出身者に独学より予備校をオススメする理由

本記事では、出身大学に自信がない人が公務員を目指すにあたっての現実と注意点について元県職員の視点で解説していきます。

Fラン大学出身者でも公務員試験で逆転できる

まず、筆記試験にしろ面接試験にしろ出身大学による不当な扱いを受けることは一切ありません。

公務員試験は過去の経歴に関係なく、誰しもが公平に審査されます。

 

よくネットで見かけるコネ採用とかは、全くのデタラメなので気にしないでください。

不合格になる人は単純に実力不足なだけです。

 

よって、筆記試験の点数が合格ラインを超えていればFラン大学だろうが一次試験を突破できますし、面接試験もしっかり対策すれば大学名は関係なく高得点を取ることはできます。

つまり、出身大学を理由に公務員試験を諦める必要なんてどこにもないのです。

むしろ、民間企業のほうが学歴差別を受けやすいので、大手企業を狙うよりチャンスがあると言えます。

大学名を気にして何もできないなんてもったいない話なので、そんなことでクヨクヨ悩む暇があったら1ミリでも前に進むために行動しましょう。

 

ちなみに無事に公務員になれたとして、学歴が出世に悪影響を与えることはありません。

地元大学出身者でも部長級まで登り詰めた人を何人も見てきましたから。

 

公務員の出世に関しては完全実力主義なので、Fランだろうが仕事で評価されれば同期より出世することは可能です。

逆に旧帝大出身者でも、仕事ができない人は出先機関でくすぶります。

 

つまり、入庁後も出身大学による学歴差別は受けないってこと。

ぶっちゃけ「誰がどこ大出身か?」という話題すら上がらないです。

ただ、県職員時代の部長級を見渡すと、残念ながら絶対数の少ないFラン出身者はいないのが現実です。

Fラン大学出身者が公務員試験で不利な理由

それでもFラン出身者にとって、公務員試験は難易度が高いことに変わりありません。

中途半端な努力で合格できるほど甘くはないので、「公務員に受かればいいなー」くらいの軽い気持ちなら時間の無駄になるでしょう。

本気の覚悟で公務員試験を受けるなら、まずFラン大出身者には二つの壁があることを認識すべきです。

自分の現状を知ることは戦略を練るうえで大切なことなので、目を背けず向き合いましょう。

  • ライバルと比べて地頭のハンデがある
  • 勉強方法が確立されていない

ライバルに比べて地頭のハンデがある

偏差値60大学とFラン大学では、勉強を開始する時点での能力に差があります。

横並びにスタートできるわけではなく、後方から巻き返しを狙わなければいけないのです。

 

特に教養科目はこれまでの知識量の積み重ねが影響するため、Fラン出身者にとっては大きなハンデを抱えていると言えます。

このハンデを勉強量でカバーするのが大前提になるのです。

 

このため、他の受験生と同じペースで勉強してたら、いつまで経っても差が埋まりません。

自分の現在地を認識しないまま本番を迎えても合格する可能性はかなり低いです。

目安としては、本番前日には「誰よりも勉強できた!」と自信が持てるくらい努力してください。このレベルに達してようやく合格レベルと言えるでしょう。

勉強方法が確立されていない

基本的にFラン大出身者は勉強が得意とは言えません。これまであまり勉強してこなかった人も多いのではないでしょうか。

一方で偏差値55以上の大学出身者は、大学受験時において勉強のやり方が身についています。もちろん試験にも慣れていますし、効果的な暗記方法なんかも知っています。

 

この差は予想以上に大きいです。

 

要するに、有名大学出身者とFラン大では、同じ勉強時間でもインプットできる量が異なるということ。

地頭も関係ありますが、頭のいい人は効率的に覚える術を知っているアドバンテージを持っているのです。

 

Fランの人でも勉強方法を確立すればハンデはなくなりますが、一人で試行錯誤しているのは時間的ロスが大きいという問題もあります。

その間にもライバル達はどんどん知識を吸収していますから。

Fラン出身者はこれらのハンデを乗り越えなければいけないので、勉強面のビハインドがあることを認識することが大事です。

Fラン受験生にオススメの勉強法

偏差値60を超える人達は、高校時代の大学入試の勉強で既に学習スタイルを自分のものにしているため、公務員試験の勉強など正直イージーです。

一方で、これまで勉強から逃げていた人は、学力が低いだけでなく勉強のやり方が身についていません。

単純にテキストを読んだだけで筆記を合格できるほど公務員試験は甘くはなく、合格ラインを超えるための勉強方法を習得しなければ話にならないのです。

 

また、偏差値が高い大学に通っていると、周りの友人も頭のいい人ばかりなので、自然と勉強するのが当たり前の環境に身を投じている状況にあります。

環境ってすごく大事で、公務員試験においても周囲の影響力は大きく、勉強しない人達と一緒にいると勉強することが物凄く高いハードルだと考えてしまいます。

 

このため、偏差値が低い大学の方は、自分の置かれている環境が公務員試験を合格するのを困難にしていることを自覚したほうがいいです。

この状態で、何の戦略を練らないまま独学で勉強していても不合格になるのがオチ。

スタート時点で崖っぷちに立たされていることを胸に刻み、ここから這い上がるために何をすればいいかを真剣に考えていきましょう。

Fラン大学出身者でも公務員試験は合格できるけど難易度は高いと認識するべき公務員の学歴を見ると大学偏差値60くらいが平均ですが、いわゆるFランと呼ばれる大学出身者も少数ながらいます。 実際に僕の県職員時代...

Fラン受験生は普通の対策では間に合わない

学力に自信のない人がみんなと同じことをやっていては、その差は一向に埋まりません。

テキストを読んでから実力試しに過去問に取り掛かるといったスタンダードな勉強をしていては、大勢いる不合格者の一人になるだけ。

「誰でも努力すれば公務員になれる」と言う人がいますが、Fラン学生が根性丸出しでやみくもに勉強しても合格は厳しいのが現実です。

 

普通のやり方は捨てる

 

底辺大学の人が勉強のやり方を間違えば、落ちるのは当然です。

裏を返すと、公務員試験の本質を理解して、要領よく勉強することができれば、モタモタしているライバル達をごぼう抜きできます。

 

所詮、公務員試験は暗記メインなので、思考力など難しい頭脳を持たなくても問題ありません。

やるべきことをやれば、Fラン大学だろうが結果はついてくるので安心してください。

 

また、公務員試験はとにかく範囲が広いため、残された時間内で効率的に勉強することが大切です。

筆記試験から逆算して、スケジュールを立てて実行する能力も鍵を握っていると言えます。

Fラン受験生は過去問を徹底的に調べ尽くせ

低学歴の人が普通に勉強しても合格が厳しいことを理解できたと思うので、ここでは具体的な勉強方法について解説していきます。

結論から言うと、まずは過去問を解いてください。

知識があろうがなかろうが関係ありません。

  • どんな問題が出題されるか
  • 問題を解くためにはどういう知識が必要か
  • どういう言い回しの問題が多いか

特に専門科目の択一式試験では、過去に出題された問題が言葉を変えて再登場することが相当多いです。

試験範囲が広すぎるからこそ、最初に過去問を調べて勉強する範囲を決めることが公務員試験の必勝パターンになります。

 

試験範囲だからといって、5年に1問程度しか出題されない部分を勉強していては合格からは遠ざかるのは当然のこと。

勉強範囲を絞り込み、たまにしか出ないところは捨てる勇気を持ちましょう。

大事なのは知識を習得することではなく、合格ライン以上の得点を稼ぐことを肝に銘じてください。

教養科目の文章理解や数的推理など、過去問潰しだけで対応できない科目もあります。

過去問を教科書にアレンジせよ

いきなり過去問を解けるわけもないので、すぐ答えを見て間違っている部分を赤字で直接問題文に書きましょう。

過去問は実力試しの道具ではなく、教科書にして何度も読み返すことが鉄則です。

そして、答えを見てもわからない部分に関しては、テキストで確認し理解を進めると勉強効率が飛躍的にアップします。

 

過去問 → 参考書

 

この戦略が実行できれば、半年間の勉強でもFラン受験生が合格することが可能です。

逆に参考書を熟読してから最後に過去問を解く定番スタイルでは、とてもじゃないけど効率が悪くて不合格の確率を上げるだけです。

問題を見ただけで答えが反射的に浮かんでくるレベルまでいけば、相当合格に近づいていると言えるでしょう。

公務員試験の本質は暗記

過去問を教科書にアレンジしたら、あとはひたすら暗記をして、問題を解くための知識だけを記憶していきます。

参考書は不明な部分を確認するくらいで、毎日コツコツと記憶量を蓄積していけば公務員試験など何も怖くはありません。

受験生が勝手にハードルを上げているだけで、法律や経済に精通する必要なんてさらさらないですし、満点を目指す理由もないです。

 

教養6割、専門7割

 

これが目標なので、意地悪な問題や1ミリも理解できない問題に時間をかけてはいけません。

「こんなの本番で出ないわ」とスパッと切り捨て、基本問題を確実に得点に結びつけることを念頭に置いていきましょう。

理解することが重要なのではなく、1点でも多くの正答を導き出すことが重要なのです。

Fラン受験生にとって独学はリスク大

勉強スキルが身についていないのに、公務員試験を独学で乗り越えようとするのはリスクが大きいです。

1ヵ月も経たないまま挫折するか、勘違いしたまま本番を迎えて撃沈するか、いずれにせよ底辺大学の人が独学を選択するのは危険すぎます。

無理な話ではないですが、独学でも合格できる人はそれなりの条件があるので、自分に自信がないのなら独学はやめておいて方が無難です。

https://ame-mizuame.com/self-condition

 

また、先ほど環境が大事という話をしましたが、勉強のやり方が身についていない時に、一人で黙々と勉強するのは予想以上に辛いです。

最初はやる気とモチベーションという武器があるので何とかなりますが、本当に自分の勉強法が合っているのか不安になり、努力を継続させることが困難になります。

一度サボったら最後、公務員試験を諦める理由を探す姿が目に浮かびます。

 

ただし、予備校に通えば大丈夫というわけでもありません。

予備校の勉強スタイルは『参考書→演習問題』のスタイルなので、予備校に任せっきりでは不合格者の仲間入りです。

自分で学習する姿勢を忘れないでください。講義を聞いてわかったつもりの人が一番危ないです。

 

できれば講義を受ける前に、該当部分の過去問を調べておくことをオススメします。

何も知識がないまま講義を受けるのと、必要な知識を整理した状態で講義を受けるのとでは、理解に雲泥の差が生まれます。

 

講義終了後は必ず復習し、淡々と過去問を見直しながら知識を溜めていく。

このスタイルを継続できれば、出身大学がどこだろうが合格の扉は開かれます。

自分の環境を総合的に判断して、独学と予備校を検討していきましょう。

Fラン大学出身者は独学よりも予備校をオススメする

Fランは採用面のハンデはないですが、勉強面のハンデがあることがわかりましたね。

このため、ライバル達に負けないためには勉強量と質を上げることが合格の鍵を握っていると言えます。普通に勉強しているだけでは正直かなりキツイです。

 

これまで難関資格試験に合格したり、「勉強はやればできる!」と自信があれば独学でも大丈夫ですが、現時点で自信を喪失しているのであれば、予備校に通うことをオススメします。

 

というより、勉強苦手な人が範囲の広い公務員試験に一人で立ち向かうのはリスクが大きく、何をどうやればいいか不安になり途中で投げ出す可能性が高いです。

僕は独学で県職員になれましたが、半年間の勉強を一人で継続するだけでもかなり辛かったので、Fラン大だとよほどの精神力と自己管理力がないと厳しいと思います。

Fラン受験生が予備校に通うメリット

Fラン大はスタート時点から出遅れているため、とにかく時間を有効活用しなければいけません。

参考書を選んだり、勉強方法を試行錯誤している暇などないのです。

 

よって、予備校に通う大きなメリットはこの問題を解決してくれることです。

公務員試験を研究しているプロ集団なので、試験範囲から問題傾向まで受験生に必要な情報をすべて把握しています。

 

長年のノウハウが詰まったテキストを使った授業に喰らいついていけば自然と勉強方法も確立できます。

復習など自主学習を誰よりも時間をかけることができれば、ライバル達との差は徐々に埋まるでしょう。

 

公務員試験は暗記メインなので、勉強方法が確立さえすれば努力が点数に繋がりやすいので、短期間で集中してインプットできれば地頭のハンデをひっくり返すことは十分可能です。

予備校は面接対策にも有効

最近では、人物重視に力を入れている自治体が増えているため、面接試験の配点割合が大きくなっています。

以前は筆記で高得点を取れば面接で失敗しても逃げきれたのですが、近年は総合力がなければ公務員試験に合格することはできません。

 

実際に筆記試験をクリアできても、二次試験でだいたい半分の受験生が不合格になります。

せっかく苦労して勉強してきたのに、面接で大きなミスをしては全てが水の泡というわけです。

 

このため、面接対策をしないで本番を迎える受験生は馬鹿です。

 

大学生だろうが社会人だろうが、筆記試験を合格したら必ず面接対策を始めるべきなのです。

特に筆記試験でハンデのあるFラン大の受験生ほど面接試験は巻き返しのチャンスだと思ってください。

 

筆記試験と比べて点数化するのが難しい面接ですが、抑えるべきポイントを外さなければ合格ラインに到達します。

それなのに面接対策を怠っている受験生が多いのが現状です。

 

面接対策は参考書を見るだけでは不十分で、とにかく実戦形式の模擬面接で慣れることが重要です。「考えるより慣れろ!」とはまさにこのこと。

民間企業の面接で練習したり、家族や友人に協力してもらう手段もありますが、公務員試験に特化した面接のプロに添削してもらったほうがより確実です。

 

自分ではできているつもりでも、質問意図からズレた回答をしたり、姿勢や言葉遣いの印象が悪かったりと、第三者から指摘されて初めて気づかされることはたくさんありますからね。

改善点を次の模擬面接で直していけば、自然と合格への扉は開かれていきます。

最初は緊張してダメダメでも、改善点を一つ一つ潰していけば印象は大きく変わってきますよ。

 

なので、予備校で模擬面接を受けることは合格率を上げるために重要なのです。

大手予備校の手厚いサポートがあれば、まさに鬼に金棒です。

 

ただ、残念ながら筆記試験は独学で模擬面接だけを予備校で受けることはできません

座学で勉強できる予備校もありますが、実戦形式の模擬面接は筆記コースを受講している受験生のみです。

 

このため、筆記から面接まで予備校を活用することが公務員試験では有利に働くと言えます。

Fラン受験生にとって、後ろ盾があるのはかなり心強いです。

【まとめ】Fラン受験生が逆転するには努力が必要

  • Fランでも公務員試験は公平に扱われる
  • Fランは勉強面でライバル達より不利
  • Fランは独学より予備校がオススメ

Fラン大でも公務員にはなれますが、ビハインドがあるためそれなりの努力は必要です。

実際には偏差値60クラスが公務員の平均になるので、Fラン大の人は普通に戦っていたら勝ち目がありません。

 

また、独学で合格する人は、かなり努力家で目標を決めたら最後まで走り抜けるタイプなので、やはり県職員時代のFラン同期も予備校に通っていた人ばかりでした。

それに、有名大学の受験生ですら予備校に通って本気で挑んでいる状況なので、Fラン大の人が独学で公務員試験を合格するのはかなり難易度が高いと言えます。

 

たしかに予備校に通うには約20~30万円ほど費用負担があります。人によっては「高すぎる!」と思うでしょう。

ですが、これは公務員になる可能性を上げるための投資です。

むしろ投資したほうが、「落ちたらもったいないから絶対合格するんだ!」と強いモチベーションに繋がります。

目先のお金と自分の未来。あなたはどちらを優先しますか?

 

▼当ブログの公務員試験対策をまとめた記事はこちら

https://ame-mizuame.com/test-matome