仕事

新入社員が報告・連絡・相談を徹底する必要はない!無能なホウレンソウマンになるな!

新入社員研修で

「仕事を円滑に進めるためにはホウレンソウが重要です。」

と講師から呪文のように叩き込まれた、社会人8年目の僕です。

 

もはや日本のビジネスシーンではお馴染みのホウレンソウですが、一応おさらいをすると

  • 報告(ホウ)
  • 連絡(レン)
  • 相談(ソウ)

のことですね。

一般的には「部下が上司に自分の仕事の進捗状況を報告して、アドバイスを受けながら円滑に業務を進めていきましょうね」という意味で使われています。

また、上司と部下が密にコミュニケーションをとることで、担当者の独断で仕事を進めるのを防ぐという意味もあります。上司が部下を管理するという感じですね。

 

一見、ビジネスの世界では当たり前となったホウレンソウですが、この常識が自分の成長の足かせになっているのをご存知ですか?

実際に社会人8年目を迎えた僕が改めてその意義について考えると、ホウレンソウを徹底しすぎている人ほど仕事ができないケースが目立っていることに気がつきました。

特に新入社員がホウレンソウの意義を履き違えると、時代の変化に適応できない人材になってしまいます。

間違った社会の常識に洗脳される前に、ホウレンソウの危険性について確認していきましょう。

ホウレンソウの徹底は思考回路を停止させる

ホウレンソウを意識した時、「まずは上司に報告する」のが基本ですよね。

例えば、商品を納品する仕事があったとします。

ルールに従うと、納品先や納品日、納品数などを上司に報告しなくてはいけませんよね。

正確に伝えようと「2月5日に〇〇会社の△△倉庫に250個のネジを発送しました。」と細かく報告する人がいますが、これは過度にホウレンソウを徹底してしまった悪い例です。

 

まず、上司と言えど伝えられたことを全て把握できる人なんてほとんどいないので、報告した内容なんてほんの一部しか伝わりません。

つまり、何でもかんでも報告すればいいわけじゃないってこと。

 

「とにかく報告しなくちゃ」ということに意識が集中すると、情報の選択という作業を怠りがちになります。

  • 本当に必要な情報は何か?
  • どう説明したら上司に伝わるか?

これらのことを考えずに、自分が持っている情報を全て吐き出す人が僕の周りには本当に多いです。

これこそが、ホウレンソウの徹底により思考回路が停止する人材が量産されている何よりの証拠です。

これでは自分は無能だと言っているようなものだからね。

そのうち、昼飯のメニューまで報告するんじゃないかとヒヤヒヤものだ(それはないか…)

 

ホウレンソウは、確かに組織で仕事をするうえで基本のシステムというのは嘘ではないだろう。

しかし、ホウレンソウを徹底することに気を取られていると、いつしか何も考えない社員になってしまうという危機感を持った方がいいです。

特に最近は、物事の変化するスピードが早くなったことで、思考回路が停止した人は時代から取り残されてしまいます。

仕事の状況は変化しているのに、それを担当している人の頭は昔のまま…もう結果を言わなくてもわかるでしょう。

 

つまり、上司の指示通りにしか動けない操り人形は、これから先の時代には通用しなくなるってこと。

ホウレンソウの相談とは、上司の指示を仰ぐことではなく、自分の考えや判断が間違っていないかを確認する作業です。

何の考えもなしに「どうしたらいいですか?」なんて上司任せの人はダメダメですね。

きちんと自分の考えを上司に伝えるために、思考回路をグルグルに働かせてあげてください。

間違ったホウレンソウ
  • 報告・連絡:全ての情報を伝える
  • 相談:上司の指示待ち

ホウレンソウの徹底により責任感がなくなる

ホウレンソウを徹底する人が陥りやすいもう一つの欠点が、責任感がなくなるということ。

「上司に報告した」という安堵により責任から逃れやすくなってしまうのです。

「それはお前の仕事だろ!」と思う事でも、どこか他人事のような素振りを見せ、尻拭いを上司にまかせっきりにしてしまう人材になりがち。

 

こういう人、僕の周りの同期や後輩にも結構多くて、よく聞く口癖は「〇〇だと聞いています。」「〇〇だそうです。」と曖昧な返事ばかり。

自分の仕事なのだから、そこは「〇〇です。」とハッキリ言わなくてはいけないはずなのに…

 

ホウレンソウの徹底により責任意識が低い社員が増加していることに、果たしてどれくらいの人が気づいているのだろうか。

あくまで仕事をスムーズに進めるためのホウレンソウが、いつの間にか責任逃れの方法となっているのは残念すぎる。

自分の役職が上がるにつれ、このような部下ばかりが揃ったら末恐ろしい話ですよね。

 

確かに平社員は責任がとれません。何か問題が発生した場合、形として責任がとれるのは上司の務めですから。

しかし、責任感は別物。

報告したからといって、責任が上司に転換したと思ったら大間違いなのだ。

「問題が発生した場合、きちんと自分で対処する」という責任感を失ったまま管理職へと昇格してしまう人材が増えることは危険なこと。

新入社員とは言え、社会人には変わりないのだから、無責任な人材にならないよう気をつけてほしい。

ホウレンソウを禁止した会社もある

上司へのホウレンソウを禁止しているユニークな会社もあります。

その代表が、電設資材メーカーの未来工業。

「日本で一番休みの多い会社」など社員の幸福度が日本でも高い水準にあるお手本のような組織です。

 

中でもメディアによって注目を浴びた取り組みが「ホウレンソウの禁止」になります。

実際には、社員の自主的なホウレンソウを禁止しているのではなく、会社や上司が「ホウレンソウをやらせる」ことはしないという内容です。

 

例えば、社長が知らないうちに営業所が作られたり、総務課の社員が勝手に会社見学料を作ったりと、普通の会社からしたら絶対にありえないことが未来工業の中では実際に起こっているのです。

普通の会社だと「こんなこと提案したら何か言われるだろう」と躊躇することも、上司が部下の仕事に首を突っ込むことはほとんどない未来工業では、社員一人一人が考えたアイデアが次から次へと採用されます。

 

一度、創業者の山田昭男の著書を読んでみると衝撃が走るでしょう。

ホウレンソウ禁止以外の年間休日140日や定年70歳制など、珍しい取り組みの中からも成果を上げるヒントを得ることができますよ。

これらの本は組織を運営する経営者だけでなく、雇われる側の社員の働き方にも役立つ内容になっています。

僕はこの本と出会い自分の働き方を振り返ってみた結果、自分が意識していたホウレンソウがいかに無駄だったということに気づかされました。

また、ホウレンソウ禁止から仕事へ取り組む姿勢を考えさせられ、自分で責任を持って仕事をする大切さを学ぶこともできました。

20代のうちに山田昭男の考えに出会えたことが僕の財産になっています。

ホウレンソウとの上手な付き合い方

ただ、明日から上司へのホウレンソウをやめるという考えは危険な賭けになります。

というのも、未来工業は組織として明確に「ホウレンソウ禁止」を宣言しているため問題ないですが、普通の会社ではホウレンソウの意識は染みついたままだからです。

上司に何も相談しないで全て自分の独断で決めてしまえば、評価が下がるだけでなく下手したらクビになるかもしれません。

 

だから、組織としてのホウレンソウは最低限守りつつ

  • 常に自分で考えること(上司の指示待ちをやめる)
  • 責任感を持つこと

を意識することが大事です。

会社組織を変えるのは並大抵のことではないので、まずは自分の意識を変えることから始めましょう。

上司の意見を鵜呑みにして指示を待つだけの社員になるのではなく、自分で考えることを習慣化し仕事に責任を持って取り組むのです。

 

ホウレンソウの意識の差で、ビジネスマンとしての成長を左右するといっても過言ではありません。

たとえ自分の会社が倒産したところで、成長し続けた人材はすぐに次の一手を選択できるはず。

しかし会社に頼りっぱなしで何も考えていないホウレンソウマンは、もはや使い物にならないガラクタ同然…

 

無能なホウレンソウマンになりたくなければ、新入社員のうちから上手なホウレンソウとの付き合い方を意識しながら働きましょう。

先輩や上司の言うことが、いつも正しいとは限りません。若いうちから社会の常識を疑うことが大切なのです。

 

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