公務員の実情

仕事のできない公務員の特徴10選を元県職員がぶっちゃける

公務員の仕事ができる・できないの判断は民間企業の評価とは少し違います。

民間企業と公務員の両方を経験している僕ですが、公務員時代はたびたび仕事のできない人と出会ってきました。

公務員という独特の組織には、色々なタイプの仕事ができないキャラクターが存在しますが、特に「コイツとは仕事しなくないわ!」と本気で思った人の特徴を個人的な意見を交えズバズバ書いていきます。

仕事ができない公務員の特徴10選

  1. コミュニケーション能力が乏しい
  2. プライドが高い
  3. 役職に見合った仕事をしない
  4. 話が長くて論点を見失う
  5. 周りが見えていない
  6. 口だけ立派で行動しない
  7. 融通が利かない
  8. 仕事に工夫がない転送マン
  9. 上司を立てられない
  10. 資料作りが下手

コミュニケーション力が乏しい

公務員の仕事は分業制のため一人で完結する業務が多く、チームで何か一つの仕事に取り組むってことが意外と少ないです。

県職員だとあまり人と関わらなくてもいい仕事もあるので、公務員のコミュニケーション能力が民間企業と比べて低い傾向にあるのは僕自身が感じました。

上司との関係性が悪くコッソリ仕事を進めた結果、後からトラブルになったというケースもいくつか見てきています。上司も上司ですが、部下も部下です。

 

また、電話対応は新採職員の頃が一番丁寧で、年を重ねるにつれ横柄な態度を取る人も結構います。常識人のイメージがある公務員でも、やっぱり変な人はいるのです。

個人的には、本庁より出先機関の方がビジネスマナーに欠ける人が多いと思います。本庁からの電話と聞いただけで上から目線になる人もいるくらい。

あと、若い人にありがちですが、自信がないのか周りの職員に聞かれたくないのかわかりませんが、声が小さくボソボソ話す人がいます。電話を聞き返すのが面倒だったので、ハキハキしゃべってほしいところ。

 

ここで勘違いしてほしくないのですが、業務中に大声でベラベラと私語ばかりしている人は決してコミュニケーション力が高いわけではありません。

この手のタイプは「自分はコミュニケーション能力が高い」と勘違いしているのが厄介なところ。

仕事を円滑するための私語ならまだしも、関係のないプライベートな話で盛り上がっている職員を見ると僕はガッカリしてしまいます。他の同僚も口を揃えて「あれは上司が注意しないとダメだ」と言うくらい酷いです。

表向きは周りとの関係性が良好に見えても、仕事もしないで無駄話ばかりする職員は裏での評価が相当低いですよ。

プライドが高い

偏差値の高い大学を卒業して公務員になった人の中には、『プライドの塊』という言葉がピッタリな人がたまにいます。

僕の後輩に3年目を迎えても自分の大学を自慢していたり、偏差値の低い大学を小馬鹿にする人がいました。自分が優秀だと勘違いして、目上の先輩にタメ口を聞いたりすることも。

 

当然ですが、周りの評価は低ランク。

 

公務員は人脈や調整能力が仕事に大きな影響を及ぼすため、大多数の人から嫌われないことが大切です。

このため、プライドが高い人は愛されないため出世からは遠ざかってしまいます。「自分は人事課で働く器だ。」と公言していた人が、出先機関でずっと働いている様子を見ると現実が見えてきます。

地方公務員の出世には大学のランクが影響することがほとんどないため、プライドの高さは自分の首を絞めるだけ。さっさと捨てて、今の仕事に集中すべきです。

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役職に見合った仕事をしない

公務員は民間企業と違ってノルマがなく、頑張りがなかなか給与に反映しにくい組織です。

ダラダラ仕事をしてもそれなりに出世する世界なので、一部の人間は「なるべく働かない」という選択肢を取ります。

特に30代後半くらいから『責任もって仕事に取り組む人』と『自分は楽をして仕事を下に押し付ける人』に分かれます。

本庁でバリバリ仕事をする人はマシですが、同期から話を聞く限りは出先機関の課長補佐の中には仕事をしない人が結構います。40代後半から50代の上司に不満を抱える人はかなり多いです。

公務員は業務量と給与が逆転することが多々あり、20代の若手をこき使って自分はのんびり仕事をしている上司も珍しくはありません。主査に昇格したのにいつまでも新採職員のような仕事をする先輩もいました。

この事実は僕が一番納得できない部分であります。消耗する若手を数多く見てきたので、能力に見合っていない給与制度は組織として十分に機能していないと本気で思っています。

年齢による昇給制度は見直して、本当に頑張っている公務員が報われる時代が到来してほしいものです。それが住民のためになるはずだから。

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話が長いだけで論点を見失う

話がやたら長い公務員を見かけたら「仕事ができない」と判断してもいいでしょう。結局何が言いたいのかハッキリしない人もダメダメ。

そもそも公務員は不毛な会議が好きで、打ち合わせと言って平気で2時間もダラダラと「あーでもない、こーでもない」と何にも繋がらない議論を繰り広げています。

しかし、会議が終わっても誰一人として具体的な行動に移す人はいません。

話し合うことで満足して肝心の部分がスッポリ抜けてしまっているからです。話が平行線のまま進展しないことなんてしょっちゅうあります。

仕事ができる人ほど事前に資料を配布して、「この部分について打ち合わせします。」と論点を明確にしています。もちろん、打ち合わせ時間は30分もかかりません。

周りが見えていない

公務員の仕事は分業制が多いため、同僚でも繁忙期と閑散期がバラバラになることがあります。春先がとても忙しい人もいれば、秋以降から忙しくなる人もいます。

それぞれの仕事なので手伝う手伝わないの判断は難しいところですが、忙しい職員がいたら代わりに電話を取ってあげたり、その職員が仕事をしやすい環境づくりに協力することは大切です。

これは公務員うんぬんではなく、人としてのあり方の問題ですね。組織で働いている以上、周囲のサポートを忘れてはいけません。

しかし、残念ながら自分の仕事が暇になってもろくにサポートもせず、有給をとりまくったり隣の職員とおしゃべりばかりをして邪魔をする人がいます。自分の事しか考えられないKYなのでしょう。

周囲への感謝を忘れたら人として終わりです。

口だけで行動しない

公務員に多いのが、評論家気取りで知識を披露することに喜びを感じる人。人の業務に対して注文をつけるだけで、自分はほとんど動かないタイプは相手にしない方がいいです。

常に否定から物事を考えるので、新しい試みにチャレンジする時ほど邪魔をします。屁理屈ばかりを並べて、ネガティブな意見を言って振り回すのが彼らのお仕事なのです。

ただ、公務員の組織自体が行動よりも考察を重視しているため、こういう人が自然と生まれるのはある程度しょうがない部分もあります。

しかし、仕事とは行動しなくては始まりません。どんなにすばらしい施策であっても誰にも届かなければ意味ないですから。

融通が利かない(ルールにとことんこだわる)

公務員の仕事は法令などのルールに縛られることが多いですが、一人の融通が全く利かないことで仕事が止まるケースがたびたび見受けられます。

もちろん法令違反をすることはいけませんが、担当レベルの裁量で判断できることに関しては、「仕事をスムーズに進める」という視点で見ることも大切です。

何でもかんでもマニュアル通り、ちょっとでも違ったら上司に相談するなんてことをやっていたら時間がかかりすぎてしまいます。

責任を負いたくない気持ちはわかりますが、仕事をやっているうちに「このレベルなら大丈夫」と判断できるはず。ルール通りやることのリスクも頭に入れてから物事を考えるべきなのです。

小さな案件なのに上司が登場してくるとガッカリするので、融通が利かない人は他部署からの評価がかなり低いと思った方がいいですよ。

仕事に工夫がない転送マン

部内のとりまとめを担当する主管課から各課宛に依頼メールが送られてくることがあります。

課のとりまとめ担当者が事業担当にさらにメールを転送するのが定番ですが、ここで「転送します。〇〇日まで回答ください。」と済ませる人は仕事ができるとは言えません。

これでは不親切すぎます。メールを受け取った事業担当は「これって何をどうするんだっけ?」と悩み、過去の資料を探すところから始めなければいけません。役所内のとりまとめに時間をかけるのは非常に勿体ない話です。

そこで、課のとりまとめ担当が、『仕事の進め方・やり方を提案する』『昨年度の資料を添付する』この2点を転送する際に追加するだけで、事業担当の無駄な業務が削減できます。

ちょっとの親切心の違いだけなので、メールを転送する際は「受け取った相手がスムーズに仕事に着手できるか」を意識しましょう。

上司を立てられない

長い公務員生活を過ごしていれば、無能な上司との出会いが訪れますが、このときの上司への対応次第で組織人としての能力が問われます。

たとえ自分の方が仕事ができたとしても、上司を下に見たり態度に表してしまえば損するのは自分です。

組織の中で自分を評価するのは上司しかいないので、割り切って対応できない人は出世の道から外れることも。いくら部下からの信頼が厚くても、上司の評価が絶対必要になるからです。

職場では仕事のできない上司を立てつつ、同僚たちと飲み屋で文句でも言ってストレスを発散させて乗り越えましょう。

資料作りが下手

公務員にとって、資料作りから逃れることはできません。

とりわけ行政職なら、ワード・エクセル・パワポなどを使って様々な資料を日夜作成するのが主な仕事です。

このため、1枚の資料だけでも仕事ができない人の特徴が見えてきます。

  • 情報を詰めすぎて何を言いたいのかわからない資料
  • 文字ばかりで頭に入らない資料
  • 文字の大きさや書体が一定でメリハリのない資料
  • 感情論で訴える資料

読み手のことを無視した資料を作っているうちは評価されません。

公務員は文章の書き方のマニュアルがあり、言い回しなどを変えることは難しいかもしれませんが、内部の説明資料くらいなら伝わりやすさに舵を取った方がいいです。

 

特に仕事ができる人ほど、できる限り数値で根拠を示しています。

 

グラフや数字を使うことで説得力が一気に増します。それ自体に優位性がなくても強力な資料になり、職員の見る目が変わるのは明らかです。

というのも、行政職の公務員は文系が多く、理系の論文みたいにデータで説明されると妙に納得してしまう傾向にあるのです。感情論に任せて論破できるほど公務員は甘くはないですよ。

県職員時代の僕は上司を立てられなかった

仕事のできない公務員の特徴を偉そうに語ってきましたが、僕自身もいくつか耳が痛い内容があります。

僕の場合、上司を立てられないという欠点が一番ダメな部分だと自覚しています。

どの職場でも心のどこかで上司を舐めている自分がいました。その分、後輩には優しく接することができたのですが…

 

「年上で自分の2倍近く給料貰っているんだから、自分以上の仕事っぷりをしなくてはいけない!」という気持ちを強く抱いてしまい、上司へのハードルを上げてしまっていたのです。

「こうであるべきだ!」と頑固になってしまい、それが言動に表れていたと思います。

公務員は人脈こそが仕事のスキルと言っても過言ではないので、30歳になっても上司への態度があまりよくなかった点は「仕事ができない」と評価されても文句は言えません。

 

もし、現時点で自分に当てはまる欠点があるならば、ぜひ改善する努力をして周囲の評価を上げてください。一つや二つ当てはまっても、今のうちに気がつけば問題ないですよ。

そして、仕事のできない公務員を発見したら深く関わらない方が身のためです。ダラダラと不毛な話に付き合っているほど公務員は暇じゃないですからね。

つまり、人を見分ける目を養うのも公務員にとって大切なスキルと言えます。

仕事のできる人に近づくことで自分自身の成長にも繋がりますし、自然と出世コースに乗りやすくなります。

付き合う人を選ぶと自分の未来は変わるので、仕事のできる公務員の仲間入りをして貴重なポジションを任されるくらいの人材になりましょう。