公務員の実情

地方公務員の出世には出身大学の学歴フィルターは存在しない

出世欲の強い公務員ほど「そんなの興味ないよ~」と言いつつ腹の中では何を考えているかわかりません。

さて、年功序列の古い体質で有名な公務員。出身大学によって出世が決まるイメージがありますが、実際のところは地方公務員レベルだと学歴フィルターは関係ありません。

県職員や市役所職員なら、「仕事ができれば出世する」と思って大丈夫です。同期に東大や京大がいても億劫になることないですよ。

県職員には偏差値が高い大学の出身者が結構いる

正直、地方公務員なんて地元の大学出身者が多いと思っていたのですが、蓋を開けてみたら東京の有名大学や偏差値60以上の猛者がゴロゴロいました。中には日本で一番偏差値が高いあの大学出身者も。

試験勉強を頑張って県職員になった叩き上げチームと、県職員レベルの試験なら余裕で合格できるエリートチームに分かれます。なお、いわゆるFラン大学出身者はあまり見かけません。

国家総合職に流れてくれるといいのですが、現実は地元就職したいエリート達もいるのです。

有名大学出身者の後輩が飲み会で「地元だと県職員が一番頭がいいと思ったから入庁しました。」と真顔で言ってたくらい。

出世するためには、高学歴の同期に勝たねばいけません。まずは、現状として普通に仕事するだけでは出世することは難しいと考えましょう。

偏差値55レベルでも部長になれる

僕が入庁した時のとある部長は、なんと僕と同じ大学出身者でした。見るからにオーラがあって仕事にストイックなタイプ。

決して自慢できる学歴ではないのですが、県職員の中ではトップの部長級まで上り詰めることができた生き証人です。

これが出身大学によって出世が決まるわけではない根拠の一つになります。県職員になればこれまでの学歴はリセットされ、仕事の積み重ねにより出世するかどうか決まるのです。

 

この部長、何と言っても人脈がハンパありません。

 

県職員だけでなく地元企業の社長や団体にも顔が効くので、他の公務員とは明らかに別格な存在感があります。僕が公務員を続けてもこのレベルに到達するのは至難の業。

県職員にはかなり厳しいことで有名な人でしたが、僕が一度お話しした時は「とても頭の回転が早くて時代を読める人」という印象を持ちました。

想像ですが、部下達の事業提案などの資料が、自分の求める推移に達していないことにストレスを感じていたのだと思います。常に勉強するタイプの人だったので、普通の公務員ではついていけなかったのでしょう。

 

部長は知事からも信頼されていたので、定年退職しても重要ポストに就任していました。地方公務員の出世モデルとしては最高ランクの人生を歩んでいると思います。

高学歴の職員ではなく叩き上げの職員が立派な経歴を歩んでいることは、同じ出身大学である僕の小さな誇りです。

僕にはその人生を歩むことはできませんが、志を高く持って行動していることを体現している姿はカッコいいと素直に思います。

公務員試験の上位合格者は出世コースに乗りやすい

学歴は出世にあまり影響しませんが、公務員試験を上位合格していると出世コースと呼ばれている部署に配属されやすい事実はあります。

僕が働いていた県庁では、主席(1位)や次席(2位)の人が人事課や財政課、企画調整課などの部署に配属されるケースが多いです。

もちろん入庁から3年間の仕事っぷり次第では出世コースから遠ざかる人もいるので絶対ではありませんが、精神的・肉体的にタフであれば出世街道を歩めるチャンスが上がります。

 

ただ、それでも現場での仕事こそが一番の判断材料になるため、上位合格できなくても出世のチャンスが失われたわけではないので安心してください。

むしろ高学歴で上位合格したにも関わらず、プライドが高すぎて周りの職員と上手く関係を築けなかった人が出先機関に異動している様子も目の当たりにしています。

 

また、最近では筆記試験より二次試験(面接など)の配点が大きくする自治体が増えてきているため、昔みたいに勉強だけ頑張れば上位合格できるわけではありません。

今の時代、公務員には人間力が求められているため、上位合格したいなら二次試験にも力を入れた方がいいでしょう。

そして、無事に入庁できたら学歴なんかいちいち気にしないで、与えられた仕事以上の結果を求めて試行錯誤しながら全力を出してください。所属長に認められたら出世の道が開かれるかもしれません。

 

なお、若手公務員に実践してほしい仕事術を以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

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