公務員試験

【公務員試験】地方上級の倍率から筆記以上に面接が重要であると判明した

元公務員のとむです。

公務員試験の受験生は倍率を気にしすぎて、「倍率が高い自治体はやめた方がいいかな」とネガティブになりがちです。

しかし、倍率だけで受験する自治体を決めるのは好ましくありません。むしろ、倍率に振り回されている人は不合格まっしぐらの可能性が高いです。

本記事では、各自治体が公表しているデータから倍率を確認し、合格するために知っておくべき基礎知識を紹介していきます。

地方上級試験(都道府県・指定都市)の倍率データ

都道府県の倍率

受験者 最終合格者 筆記倍率 最終倍率
北海道 1,709 357 2.1 4.8
秋田 274 39 4.0 7.0
宮城 461 65 2.9 7.1
茨城 503 99 2.6 5.1
埼玉 1,458 244 2.5 6.0
東京 2,564 421 2.4 6.1
神奈川 978 164 1.8 6.0
千葉 942 145 3.8 6.5
新潟 309 54 2.2 5.7
福井 179 52 1.9 3.4
山梨 395 49 3.9 8.1
愛知 882 189 2.5 4.7
京都 300 111 1.8 2.7
大阪 1,055 160 1.8 6.6
鳥取 155 23 3.2 6.7
広島 328 73 2.4 4.5
愛媛 409 82 2.3 5.0
福岡 503 53 5.6 9.5
宮崎 261 60 2.2 4.4
沖縄 931 58 9.5 16.1

平成30年度採用試験データ(大卒程度・行政)

ここでは各地域から抽出した自治体の情報を記載していますが、47都道府県を平均すると、筆記試験は2.8倍、最終倍率は5.8倍になります。

毎年のことながら沖縄だけ倍率が飛びぬけて高いのが都道府県の特徴と言えますが、それ以外はそれほど倍率に大きな差は見られません。

指定都市の倍率

受験者 最終合格者 筆記倍率 最終倍率
札幌市 1,244 155 3.4 8.0
仙台市 777 92 5.9 8.4
さいたま市 983 201 2.7 4.9
千葉市 301 59 2.0 5.1
横浜市 2,123 397 1.6 5.3
川崎市 1,004 161 2.7 6.2
相模原市 620 89 1.8 7.0
静岡市 476 66 1.7 7.2
浜松市 148 30 1.6 4.9
新潟市 315 47 1.4 6.7
名古屋市 704 87 3.2 8.1
京都市 1,026 54 4.7 19.0
大阪市 985 122 2.6 8.0
堺市 431 42 1.7 10.2
神戸市 689 92 2.0 7.5
岡山市 217 44 1.8 4.9
広島市 182 20 5.0 9.1
福岡市 501 27 9.1 18.6
北九州市 253 27 2.4 9.4
熊本市 406 62 3.3 6.5

平成30年度採用試験データ(大卒程度・行政)

都道府県と比べると、最終倍率は指定都市の方が高い傾向にあります。特に京都府(2.7倍)と京都市(19.0倍)の差は大きいですね。

指定都市を平均すると、筆記試験は3.0倍、最終倍率は8.3倍になります。

筆記試験の倍率に惑わされるな

公務員試験の倍率を見て落胆している人もいるかと思いますが、筆記試験の倍率に関しては全く気にしなくて大丈夫です。

筆記試験の倍率は見かけ倒しで、実際にはここまで大したことありません。

というのも、筆記試験ではライバル達の中に雑魚がたくさんいるから。何も対策せずに記念受験する受験生が一定数いるので、一見倍率が高いように見えるだけなのです。

 

きちんと戦略を練って勉強しておけば合格率はかなり上がるので、どの自治体であっても倍率関係なく受かる人は受かります。

一方で、間違った勉強法の人は、たとえ倍率が低い自治体であっても不合格になるでしょう。

つまり、倍率なんか気にしないでちゃんと戦略的に勉強しましょうねってことです。

 

公務員試験は何十人も受かる試験なので、たった一人の優秀な人材になる必要はありません。やるべきことをコツコツやれば底辺大学だろうが受かります。

倍率でクヨクヨ悩んでいる暇があったらサッサと勉強しましょう。

面接試験の倍率は無視できない

筆記試験の倍率は見せかけですが、面接試験の倍率はガチです。

筆記試験を突破するレベルの人でも半数近くが落ちる計算になるので、記念受験生のいる筆記試験とは比べものにならないハードルがあると考えましょう。

ビビる必要はありませんが、面接試験は筆記をクリアしたガチ勢と争うこと、そして筆記試験を合格した半数近くが最終合格できない事実と向き合わなければいけません。

 

筆記+面接の総合点で合否を決める自治体が多いですが、公表されているデータを見る限り、論文や面接試験の配点がとても高いです。

このため、筆記試験の優位性は面接試験の結果でいとも簡単にひっくり返ることが十分ありえる話なのです。

以前は筆記で得点を稼いで逃げ切ることもできましたが、最近の公務員試験は面接対策を怠る人は合格の道から外れてしまうと覚えておいてください。

 

ただ、筆記試験と違って、面接対策のイメージが沸かない人もいるでしょう。

結論を言うと、実践形式の模擬面接で何回も繰り返し練習することが最も効果的な面接対策になります。

 

特に予備校の模擬面接がオススメです。

 

予備校と聞くと筆記試験メインの印象を受けますが、近年の人物重視の傾向から大手予備校では面接対策にも力を入れています。

筆記は独学でなんとかなった人でも面接対策が何もできずに撃沈するパターンはありがちですが、予備校を選択した人は筆記から面接まですべて対策できるので安心感が違います。

もちろん全てを予備校にまかせっきりじゃなくて、しっかり自分で考えて対策しないとダメですよ。

 

筆記は独学、面接だけ予備校と使い分けることができればいいのですが、残念ながら大手予備校は筆記と面接がセットになっているため模擬面接だけを受講することはできません。

面接対策は筆記試験合格後からでも間に合いますが、筆記試験の勉強を始める前に、面接対策をどうするかを検討したほうがいいです。

筆記試験合格後にバタバタしていては、ライバル達との差が広がる一方。

筆記試験に自信があってもなくても面接対策が最終合否の鍵を握っていることを肝に銘じておきましょう。

 

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【まとめ】倍率から公務員試験のポイントを読み取るべし

  • 筆記試験の倍率は参考にならない
  • 筆記合格者の半数近くは最終合格できない
  • 近年の地方上級試験は、面接が合否の鍵を握っている

公務員試験の倍率は、難易度を示すものではありません。

倍率が高かろうが低かろうが、正しい勉強法を継続できれば合格できるので安心してください。

また、自治体が倍率を公表しているメッセージとして、「筆記試験だけでなく面接試験も大事だからね。」と言っているように聞こえます。

ここで面接試験の重要性を理解しておくだけで、筆記合格後も油断しないで戦えます。

個人的には面接対策は予備校が実施する模擬面接がオススメなので、筆記と合わせて検討してみるといいでしょう。

 

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