公務員試験

【面接対策】公務員の志望動機を具体的に作る方法を元県職員が伝授する

元県職員のとむです。

公務員の志望動機って悩みますよね。

志望動機は面接試験で聞かれることが多いですが、本音を言えばいいわけではなく面接官ウケしやすい内容を固めなければいけません。

志望動機って何を言えば一番いいの?

こんな疑問にお答えして、本記事では公務員の志望動機について深堀りして解説していきます。

【結論】公務員の志望動機は参考書には載っていない

受験生の中には面接本やネットから志望動機を探している人もいると思いますが、これは多くの受験生がやっている手段なので面接官も聞き飽きたフレーズばかりです。

これでは「あーまたこれか。」「この人もマニュアル人間か。」と思われるのがオチ。

僕が面接官でも、聞き覚えのある単語が連発したらその人への興味が薄れます。その後の質問でインパクトがなければ、普通かそれ以下の評価をすると思います。

教科書通りの志望動機など誰も求めていません。聞きたいのは、あなたの考えや行動から導いた生の声なのです。

 

では、志望動機はどう固めればいいのか?

大事なのは、結果よりも過程です。

そして、その答えは現役公務員から聞き出せばいいのです。

手順
  1. 自分の興味がある分野を決める
  2. 担当課の職員に話を聞いてみる
  3. 共感したこと・自分の長所が活かせることを志望動機にする

まずは、希望する自治体のHPやパンフレットに記載されている総合政策を見て、自分が興味のある分野を見つけます。

街づくり・少子高齢化・農家の担い手不足など何でもいいです。大学で学んだことなら知識もあるので理解しやすいかと思います。

 

次に、自治体に足を運び担当課の職員に話を聞いてください。

できれば電話でアポを取った方がいいですが、若手職員を捕まえて話を聞いてみるのもいいでしょう。一次試験が終わった6月あたりなら問題ないかと思われます。

たとえ断られても面接試験でマイナスになることはないので心配しないでください。むしろプラスにしかならないです。

職員に会うってハードルが高いと思われがちですが、僕が県職員だった経験から言うと、よっぽど忙しい時期じゃなければ対応できます。そして公務員は頼られると無下にできない性格の人が多いので、ハズレくじを引かなければ悪いようにはされません。

 

現役職員に施策の内容や課題を聞いたら、そこに自分の長所や考えを反映させて志望動機を固めていきます。

〇〇という施策に興味があったので△△課の職員に話を伺いました。□□という課題を解決することに共感を抱き、さらに自分の●●(長所)を活かして貢献できると考えました。

例えばこんな感じ。丸暗記せずに自分の言葉で考えてくださいね。

実際に行動した内容になるので、頭だけで志望動機を考えている他の受験生と比べると説得力がまるで違います。

やるかやらないかなので、志望動機に悩んでいる人は行動してみてはどうでしょう。

ちなみに僕は民間時代に公務員と仕事をすることがあったので、その人にお願いしてインタビューさせてもらいました。それを志望動機に落とし込んで自分の考えを伝えたら、面接官の顔がほころんだのを今でも覚えています。

▼自分の長所がわからない人は以下の記事を参考にしてください。

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面接官はスケールの大きい志望動機を求めていない

「自分が行政を変えていくんだ!」と強い気持ちがあるのは結構ですが、面接試験で聞かれる志望動機に関しては、大きな目標を語る必要はありません。

むしろ、大きなスケールで話してしまうとどうしても抽象的になってしまいます。

目標を高く設定することは悪いことではないですが、公務員の志望動機では具体的な考えを伝えたほうが面接官も納得しやすいと覚えておきましょう。

 

志望動機は十人十色なので、自分の経験から導き出した内容であれば大丈夫です。

そもそも公務員の仕事なんて多岐に渡るため万能な答えなどありません。多少の矛盾にこだわって頭を悩ませるだけ無駄です。

公務員の面接試験はマニュアル化されており、面接官も「とりあえず志望動機を聞く」と考えているので、小さな矛盾をほじくる人はそれほどいないので安心してください。

言ってはいけない志望動機

公務員面接は減点方式なので、「こういうことを言えば合格する」ではなく、「これを言ったらマイナスになる」といった視点でも考えていきましょう。

当たり前ですが、印象を悪くする志望動機を言ってしまえば合格率は下がります。

面接官に「この人と一緒に働きたくない」と思われたらおしまいです。

ダメな志望動機
  • 安定した待遇に魅力を感じる
  • 上から目線で民間企業のマイナス点を語る
  • 家族に公務員が多いから

安定した待遇に魅力を感じる

公務員の待遇に魅力を感じたことが本当の志望動機って人もいるでしょう。

ですが、たとえ本音はそうであっても、それを正直に言ってはいけません。

『給与』『ワークライフバランス』『育児休暇などの福利厚生』このあたりは口にしない方がいいです。

少し考えればわかるかと思いますが、自分のことばかり考える利己的な人と一緒に働きたいとは思えませんよね。

本音は隠すのが一番です。

上から目線で民間企業のマイナス点を語る

プライドが高く、地元の民間企業より公務員の方が立場的にエライと勘違いしている人が実際にいます。

公務員は公共の利益のために働いているけど、民間企業は自分達の利益のために働いているという偏見を持った人も危険です。

公務員と民間企業はライバル関係にあるわけではなく、むしろ公務員は民間企業を支える立場にあることを忘れてはいけません。

 

民間企業を下げるような発言は面接官の心象に悪影響を与えてしまいます。

 

公務員の世界は偏見を持っている人を嫌います。

たとえオブラートに包んで「民間企業よりも公務員の方がやりがいがある」と言ったとしても、「民間企業が嫌だから公務員を目指すのか?」と面接官は思ってしまうでしょう。

志望動機は消去法で決めるものではありません。

家族に公務員が多いから

家族に公務員がいても、志望動機で「親が公務員だから」と言ってはいけません。

これでは親のレールで生きているだけの印象が強いです。自分の意志がなく、何となく生きている人と思われても仕方ありません。

もし親が公務員でも「父親が公務員なので、小さな頃から公務員という仕事を身近に感じていた。」という前置きくらいにして、それから志望動機を話すようにしましょう。

家族に公務員が多いという点だけでは強みになりません。

大事なのは、身近な公務員からあなたは何を学んだかということです。

面接試験は行動したものが勝つ

最後に、志望動機についてまとめると、答えよりも過程が大切です。

同じ結果を導いたとしても、頭で考えただけの人と実際に行動した人ではインパクトが違います。

面接官もありきたりな志望動機は聞き飽きているので、実際に職員に会って話したという事実は新鮮に映ります。

志望動機は面接試験で序盤に聞かれることなので、最初に心を掴んでおくとその後も好印象を与えやすくなるでしょう。

 

そもそも志望動機に限らず、面接試験は行動した人が勝つようにできています。

頭で考えるのは筆記だけで、面接対策はとにかく行動あるのみです。

  • 模擬面接を何度も繰り返す
  • 現役公務員に話を聞く

面接試験はこれだけでバッチリです。

参考書を読むのも概要を掴むうえでは大切ですが、本質は行動したことでしか得られません。

やるかやらないかの世界です。頑張りましょう!

 

▼面接試験に不安がある人には以下の記事も参考になります。

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