公務員の実情

公務員に転職して後悔する5つの理由を失敗経験者が語る

どうも、民間企業から公務員に転職した経験のあるアツシです。

会社を辞めて公務員に転職しようと考えているあなた!

「公務員になれば幸せになれる!」と思っているところ水を差すようですが、公務員に転職しても人生ハッピーになれるとは限りません。

というか、僕は民間企業から県職員に転職しましたが、自分の中で幸せを感じることができなかったので6年で退職しました。

僕のように失敗する人間もいることを認識しておいて損はないので、本記事では公務員に転職して後悔する理由について経験談を紹介していきます。

公務員に転職して後悔する5つの理由

民間企業で働くサラリーマンは公務員を過大評価しがちです。

どうしても隣の芝は青く見えてしまうもの。『民間企業は大変→公務員は楽』と安易に決めつけてしまいやすいのです。

たしかに公務員の中には民間より楽な仕事はありますし、ノルマや成績によるプレッシャーを感じにくいのは事実です。

ですが、公務員との相性が悪い人にとっては、仕事が楽だから幸せになれるわけではありません。

 

僕が公務員に転職して後悔した主な理由はこんな感じです。

  • 仕事の成果が年収に反映されにくい
  • 職員のモチベーションが低い
  • 前例踏襲の組織
  • 不毛な仕事が避けられない
  • 肩書きの説得力がハンパない

仕事の成果が年収に反映されにくい

公務員の年功序列は、安定した給与が約束されているという良い部分もありますが、仕事ができる人とそうでない人で給与に大きな差が生まれないのは理不尽だと感じる人もいます。

仕事にやる気がない人にとっては給料が年々上がっていくことに不満はないですが、バリバリ仕事をする人にとっては給料が少ないと感じるのが正直なところです。

もちろん民間企業も年功序列はありますが、仕事ができない人はある程度で給料が頭打ちになるので、公務員の安定感を悪い意味で体感することでしょう。

 

僕自身、自分より仕事ができない上司が倍近くの給料を貰っていることに納得できない部分がありました。

別に「自分の給料を上げろ!」と騒ぐつもりはなくて、単純に業務と給料が見合わない人が多すぎる事実を無視することができなかったのです。

我慢していればいずれ給料は上がりますが、優秀な若手職員にはハッキリと優遇してあげないと、モチベーションの低下だけでなく嫌気が差して退職する人が続出するかもしれません。

職員のモチベーションが低い

多くの公務員は、仕事に対して熱い志を持っていません。

引継書のとおりに最低限の仕事をこなして、そこそこの給料を貰えれば満足する人がほとんど。「暇な部署に行きたい」と考える人ばかりなのが悲しいところです。

それが悪いとは言いません。仕事に対する価値観は人それぞれなので、仕事は楽してプライベートを充実させる考えを否定するつもりは一切ありません。

 

ですが、僕みたいに仕事を生活するための手段として捉えるのは違うと考える人は、周りの職員との間に大きな溝を感じやすいです。

カッコつけるわけではないですが、せっかくやるなら今以上にプラスになる仕事をしたいと僕は考えています。

自分の考えが周囲から孤立していることは、公務員に転職してすぐ感じたギャップで、最後まで尊敬できる先輩が一人もいませんでした。

前例踏襲の組織

公務員の世界は前例踏襲です。

新しい施策を提案するにしても、必ずと言っていいほど他県の状況似たような取り組みがないかを調べなくてはいけません。

自分たちの自治体の状況を分析して「こういう施策が重要だ!」と提案するよりも、「他県でうまくいっている施策だから始める!」と説明した方が採用されやすいのが公務員の世界なのです。

 

公務員の仕事は成功するよりも失敗しないことを重んじるため、奇抜なアイデアを採用することに対してかなり慎重になります。

最近では、独自の施策で活気を取り戻している自治体も出てきていますが、未だに近県の状況に流されて施策が決まるような自治体が多いのが残念なところ。

税金を無駄遣いしないために慎重になる気持ちは大事ですが、他の自治体に合わせるばかりでは大きな成果を上げることはできません。

不毛な仕事が避けられない

ただでさえ面白くない公務員の仕事ですが、拍車をかけるように不毛な仕事が山ほどあってウンザリします。

やらなくても住民が困らない仕事も少なくないのですが、「前任者がやっているから」という理由だけで何年も続いている仕事もあるくらい。

暇な上司ほど文章の一字一句に拘りがちで、ちょっとした挨拶文を何度もやり直しさせ仕事が一向に進まないことも日常茶飯事です。

 

無駄なことはやりたくない

 

不毛な仕事を割り切れない人にとって、公務員の仕事はきつく感じるでしょう。

忙しいとかのレベルではなく、「たくさん大人が集まって何でこんな無駄なことを真剣に話し合っているのだろう」と価値観の違いに悩まされる日がくるかもしれません。

自分の人生のエネルギーをもっと有意義に使いたいと思ったら、公務員は向いていないと判断したほうが賢明です。

肩書きの説得力がハンパない

ハッキリ言って、公務員は肩書きに弱いです。

「どんな発言か」ではなく、「誰の発言か」が重要視されます。

極端な話、優秀な若手による論理的な説明よりも、部長の何気ない一言によって施策の方向性が決まる感じです。

 

民間でも上司に振り回されることもありますが、公務員はそれとは比べものにならないほど上の言うことが絶対です。

「部長、それは間違っています。」と物言いできる人なんて見たことありません。

争いごとが苦手な優しい人が多いからこそ、いつしか住民のためではなく上司のために仕事をする公務員ばかりになってしまったのでしょう。

僕は公務員の待遇だけで転職して後悔した

公務員に転職したい理由が、待遇面だけだと後悔する可能性があります。

というか、僕がそうだったので経験談です。

 

僕が公務員を目指した理由は「公務員になって社会貢献したい!」などポジティブな理由ではなく、「今の仕事よりマシな職業に就きたい…」という自己中心的な考えです。

別に公務員じゃなくてもよかったのですが、入社3年目の若造がホワイト企業に転職するのが難しかったので、試験に合格すれば就職できる公務員を目指しただけ。

税理士試験とかも考えたのですが、最低3科目合格するまではゴールが見えないなど短期間で人生を変えることができないことがネックでした。

 

僕の場合、会社に対して様々な不満がありましたが、中でも休暇の少なさはどうしても割り切れなかったです。

民間企業で働いていた時は、奇数週の土曜日の午前だけ出勤するという謎ルールがあり、完全週休二日制じゃなかったのが精神的にしんどかったです。

金曜日でも「次の日は仕事だ…」と憂鬱な気持ちになり、仕事のためにプライベートを犠牲にする日々を過ごしていました。

 

そんな生活をしていたから、カレンダー通りの休み+有休も取りやすそうなイメージの強い公務員がやけに魅力的に映ったんですよね。

「公務員になったら人生幸せになれる!」こんなことを本気で考えていました。

 

民間企業で辛い思いをしている方は、昔の僕と同じ考えに行きついているのではないでしょうか。

僕はノルマとか厳しくなかったのですが、営業とか数字を求められる職種だと精神的プレッシャーは相当なものかもしれません。

どんなに小さな不満でも、人によっては退職したいほど嫌だってこともありますからね。

 

確かに、公務員の待遇は確かにブラック企業よりは遥かにいいです。

でも、人生の時間のほとんどを過ごす仕事において、待遇面だけで選ぶような仕事でもないのが6年働いてみた本音です。

 

今の時代、働く選択肢がかなり増えています。

昔のように定年まで一つの組織に属するのが当たり前という価値観もなくなってきています。

働いてみて虚無感に襲われる人もいるので、「本当に公務員になりたいのか」自問自答して揺るぎない答えを出した方がいいです。

転職組の同期も前職から逃げるように公務員になった

僕と同時期に入庁した職員の中には、元銀行員や元大学職員がいましたが、やはり前職に対する不満や不安を理由に公務員に転職していました。

特に地元地銀から転職した同期は、「銀行のノルマや体育会系のノリが辛くて、死ぬ気で勉強した」とよっぽど辛くて銀行を退職したそうです。

 

みなさん多くを語りませんが、公務員になって働いている表情を見るとすごく晴れやかなので、転職してよかったと感じているのでしょう。

同期は飲み会の席で「まぁ、昔は大変だったよー」なんて酔いながら言っていましたが、色々と辛い経験をして公務員に転職する決意を抱いたのだろうと思います。

 

やはり隣の芝は青く見えるのです。

 

今の仕事が辛いと、他の人がみんな幸せに見えるから錯覚を起こしやすいんですよね。

特に公務員は『安定・楽・給与がいい』というイメージが強いため、仕事でボロボロに傷ついた人の転職先として最後のオアシスに思えてしまうのです。

正直、公務員の現状を知らないままイメージだけで転職してくる人もいるので、公務員という職業が過大評価されているという実態があると思います。

公務員に転職した民間組の同期はみんな幸せそうだった

ここまで公務員に転職しても不幸になるようなイメージを植えつけてしまいましたが、ぶっちゃけ僕みたいに公務員に転職して後悔するケースはかなり稀です。

ほとんどの人は公務員に転職してよかったと実感しています。

ブラック企業だったり、将来性が見えない小さな会社だったりと、前職に不満や不安を抱いての転職が多いため、仕事内容よりも安定性やまともな労働環境を求めている人が多いからだと思います。

 

実際に、職組の同期はみんな公務員になれて幸せそうな様子でした。

特に元銀行員は「ノルマがないことが最高すぎる!」と笑顔で言ってましたね。忙しい部署で残業が多いにもかかわらず、表情は明るいのが印象的でした。

 

普通に考えて、給与が安定して増える、ノルマがなく業務に大きな成果を求められない、年2回必ずボーナスが貰える、退職金もしっかり貰える、など公務員が好待遇なことは間違いありません。

そりゃブラック企業と比べたら公務員は圧倒的に天国です。公務員より労働環境の悪い会社なんて腐るほどありますからね。

 

現役公務員が文句を垂れ流している状況もありますが、離職率の低さから考えると何だかんだ言ってみんなそれなりに満足しているということですね。

僕のように価値観が公務員と大きくズレていなければ、公務員に転職してよかったと思えるでしょう。

それでも、転職する理由を自分の中で整理しておかないと、後悔する可能性はあります。

【まとめ】公務員がみんな幸せとは限らない

  • 公務員の独特の世界が合わない人は後悔する可能性がある
  • 徹底した年功序列や公務員の仕事っぷりに嫌気が差すこともある
  • とはいえ、公務員に転職して後悔する人の方が圧倒的に少ない

公務員に転職して上手くいかなかった僕ですが、「公務員を目指すな!」と否定しているわけではありません。

ただ、せっかく大変な思いをして勉強して公務員になれたのに、働いてから後悔するのは非常にもったいないです。

このため、冷静に自分の適性を見極めてから公務員を目指すことをオススメします。

 

まぁ、ブラック企業と比べたら遥かにマシなのは事実なので、今の会社が死ぬほど嫌でとにかくまともな労働御環境で働きたいと考えているなら公務員はアリかと思います。

仕事の価値観は人それぞれなので、自分が納得できるなら正解ですからね。

 

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