公務員の給料・貯蓄

二馬力公務員夫婦の資産運用をシミュレーションしたら鼻血が出るほど興奮した

公務員同士で結婚すると経済的にかなり余裕が生まれます。豪遊さえしなければ一生お金に困ることはないでしょう。

ただ、公務員夫婦の多くは資産運用について無知なあまり、銀行に余分な現金を預けているのが現状です。これは非常に勿体ない話で、銀行預金の一部を投資に回せば50代で1億円の資産を築くことも十分可能です。

特に20代で結婚した公務員夫婦が投資を始めれば、定年前にアーリーリタイアして優雅な人生を過ごすチャンスが広がります。管理職になる前にさっさと仕事を辞めるという選択肢も可能というわけです。

この記事では、二馬力公務員の資産運用をシミュレーションした結果を紹介するので、より贅沢な老後を迎えたい公務員夫婦は参考にしてください。

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平均的な公務員夫婦のライフスタイル

大学生のなりたい職業ランキングで常にトップクラスの人気を誇る地方公務員ですが、意外と共働きじゃないと生活が苦しくなるのが現状です。

なので、専業主婦と結婚してしまうと投資に使えるお金はほとんどありません。二馬力公務員だからこそ、1億円を目指せるチャンスが与えられているのです。

育休や時間休を取りやすい公務員は子育てがしやすいため、20代半ばくらいで結婚して子供を2~3人作って生活している夫婦が多いです。

また、ローン審査もあっさり通るので20代で持ち家を購入している職員も珍しくありません。個人的にはマイホーム購入は慎重に考えた方がいいと思いますが…

 

ここでは、26歳の時に結婚したA君ファミリーを想像してシミュレーションしていきます。ここではザックリ計算しているので多少ツッコミどころがあるかと思いますが、地方公務員の暮らしとしては大きくズレていないはずです。

A君ファミリーの基本情報
  • 30歳時点で貯金が800万円
  • 子供2人
  • 30歳で4,000万円の新築物件を購入(35年ローン)
  • 生活費は月20万円(住宅費含まない)

公務員の年収は時間外手当に左右されるため、同じ年齢でも100万円ほど差が出る場合もあります。今回は時間外手当が満額支給される僕の自治体を例にしていますが、サービス残業が多かったり業務量が少なすぎる自治体の方は年収を50万円ほど下げて計算してみてください。

30代公務員夫婦の生活

地方公務員は20代のうちは薄給ですが、主査級に昇格してからは給与が上がり生活が安定してくるので、二馬力公務員は30代にもなれば世帯年収1,000万円を超えるポテンシャルがあります。

公務員夫婦の特徴としては、旦那さんは本庁でそこそこ忙しく、奥さんは残業なしの所属で定時帰りが基本です。

もちろん例外もありますが、現役県職員の目から見たらだいたいこんな感じです。

  • 夫の年収・・・600万円
  • 妻の年収・・・480万円

この辺が30代公務員のリアルな平均年収になります。

奥さんが育休中は育児休業手当金が支給されますが、給与の5~7割程度の支給になる上、復帰しても残業はほとんどできないので平均年収は男性よりも100万円程度下がります。

それでも毎月の手取りは45万円くらいになるので、普通の金銭感覚を持っていれば生活が苦しくなることはありません。我慢して節約しなくても自然とお金は貯まってくるはずです。

ボーナスも二人合わせて毎年260万円ほど貰えるので、家族旅行や娯楽に使えるお金としては十分すぎます。保育園や小学校の教育費など突発的な支出により月の収入をオーバーしてもボーナスから補うことが可能です。

毎月のローン支払いを10万円に設定しても毎月約15万円の貯蓄が可能なラインです。子供が生まれても、二馬力なら独身時代と何ら変わりなく投資に使えるお金を確保できるのです。

40代公務員夫婦の生活

30代ほどの伸びはありませんが、40代でも毎年5千円ほど基本給がアップします。40代前半で37万円、40代後半になると42万円がベースと考えていいでしょう。

また、40代の公務員は働き盛りになるので、本庁勤務の県職員であれば仕事量が増えて30代の頃よりも残業代が給与に上乗せされます。

夫婦揃って激務の職場はさすがに聞かないのですが、旦那さんの帰りが遅い家庭の方が多いでしょう。「旦那元気で留守がいい」なんて冗談を言っている奥様もいるくらい。

  • 夫の年収・・・750万円
  • 妻の年収・・・670万円

40代にもなれば時給が2,500~3,000円ほどになるので、月40時間の残業でも10万円は軽く超えてきます。年収800万円の職員もゴロゴロいて、課長よりも年収が高い部下も珍しくありません。

年二回のボーナスも二人合わせて約380万円ほどになるので、急な出費が発生しても慌てることなく対応することができます。

30代で購入した車もそろそろ買い替え時ですが、ボーナスで一括購入するくらいの余裕があるので問題ありません。

50歳手前にもなるとお子さんが高校を卒業するため支出は30代の頃に比べて増えますが、二人の給与水準を考えると月25万円程度は貯蓄に回すことができるので、資産運用を継続して行うことは十分可能なラインになります。

50代公務員夫婦の生活

残念ながら、50代前半になると基本給は頭打ちになるので課長クラスまで出世しないと年収は40代と同額の水準になります。

課長級になれば管理職手当が支給されますが、時間外手当が不支給になるので年収はとんとんです。

  • 夫の年収・・・800万円
  • 妻の年収・・・700万円

とは言え、二馬力公務員にもなると世帯年収が1,500万円オーバー!

都心では珍しくもないですが、地方では医者+専業主婦の家庭と同等クラスの裕福な層に入ります。専門的な知識がなくても富裕層になれるのは公務員ならではの特権と言えるでしょう。

 

ただし、40代と比べて出費は増えることが予想されます。マイホームのローン返済の終わりが見えてくる頃ですが、家計の紐を緩めすぎないよう注意しましょう。

特に子供が大学進学のために東京に引っ越すとなると学費+生活費の負担が重くのしかかるので、一人あたり年間250万円くらいは見積もった方がいいです。

まぁ、公務員夫婦ならたとえ私立大学であっても子供二人くらいは卒業させることができます。子供のやりたいことを叶えさせてあげられるのは親として頼もしい限りですね。

 

結局のところ、支出が多くなる世代とは言え、50代の公務員夫婦なら手取りは約70万円で支出は多く見積もっても50万円くらいなので、毎月20万円以上の黒字が予想されます。

予期せぬ出費はボーナスで補填できるので、安心して資産運用を継続していきましょう。

30代からコツコツと投資にお金を回せていれば、周りの職員と比べものにならないほどの資産を築いているはずですよ。

二馬力公務員は1億円の資産を築くことが可能

公務員夫婦なら、どの世代でも毎月一定の額を貯蓄に回すことが可能です。このため、二馬力公務員の資産運用プランの基本は長期積立投資になります。

iDeCoやNISAの非課税枠を使い切るのが効率的なので、iDeCo月24,000円(二人分の上限額)とつみたてNISA約66,000円(二人分の上限額ギリギリ)の計9万円をコツコツ積み立てたと仮定してシミュレーションしてみます。

30代前半のうちは毎月9万円の積み立てが難しく感じるかもしれませんが、まずは30歳から60歳まで年利6%で運用した結果を見ていきましょう。

50歳から60歳にかけて資産が一気に増えていき、元本3,240万円がなんと約9,000万円まで増えることがわかります。利息が利息を生む長期積立投資の凄さが身に沁みますね。

現在の水準で考えると退職金は二人合計で5,000万円ほど貰えるので、60歳になる頃には余裕で1億円を超える資産を築くことができる計算になります。

 

1億円あれば配当金だけでそこそこの生活ができるので、年金受給開始まで再任用であくせく働くこともなく旅行や趣味に没頭しながら人生を謳歌することが可能です。

もちろん毎月9万円を銀行に預けても老後資産としては十分ですが、子供や生活のことを考えると出費を気にしてしまうかもしれません。

また、インフレリスクを考えると銀行預金の資産運用だけでは損する可能性もあるので、給与が安定している二馬力公務員なら積立投資をやらない手はないです。

 

それでも銀行預金に1,000万円以上ないと不安でしょうがないなら、月6万円の積立投資を考えていきましょう。

長期積立投資は金額よりも積立期間が重要なので、30歳から始めれば月6万円でもそれなりの資産に膨れ上がります。

先ほどと同様に年利6%で計算すると、元本2,160万円が約6,000万円まで膨らみます。月9万円と比較すると3,000万円ほど少なくなりますが、老後資金としては十分すぎる額ですね。

銀行預金と退職金を合わせれば1億円を超えるので、現金貯蓄とのバランスを考えると月6万円の長期積立投資が公務員夫婦の資産運用に合っていると思います。

まずは6万円の積み立てから始めて、余裕が出てきたらリスクを分散させた上で投資額を増やすといいでしょう。30年間継続することができれば億万長者も現実味を帯びてきます。

40歳からでもギリギリ1億円を狙える

30歳をとっくに過ぎている公務員夫婦でも億万長者を目指したいですよね。60歳までの20年間でどれくらい積み立てしていけばいいのか考えていきましょう。

単刀直入に言うと、20年間の積立投資で億万長者になるのは一苦労です。10年間の差はかなり大きいので、なるべく早めに積み立てを開始しておきたいのが本音です。

(月9万円・年率6%)

月9万円では約4,000万円までしか増えないので、ギリギリ1億円を超えるくらいのイメージです。

それでも元本の2倍近く資産が増えているので十分すぎる結果ではありますが、先ほどのシミュレーションを見た後では物足りなく感じてしまいますね。

とはいえ、毎月一定額をコツコツ積み立てる戦略は変わりません。

素人が一気に数百万単位で投資するのは危険すぎるので、30代から始めた人を追いかけるために頭金をドカーンと追加するのはやめましょう。

銀行預金に1,500万円ほどの貯蓄があるなら毎月の積立額を増やしていいですが、最初の1年くらいは月6~9万円で我慢しながら投資の知識を身につけるといいですね。

たとえ億万長者に届かなくても、20年間の時間があれば余裕を持った資産運用ができていると考えましょう。40歳からでも遅くはありません!

50歳からでは元本割れの可能性が上がる

これまでの歴史から「株価は短期的には上下を繰り返すけど、長期的には上がっているため長期の株式投資は銀行預金や債権よりも期待リターンが大きい」と言えます。

このため、30~40代の公務員夫婦には毎月の積立投資が最適な選択になるでしょう。短期の損失に目をつぶることができれば高確率で資産は増えていきます。

しかし、50歳から60歳までの10年間しか期間がないのなら話は別です。10年は長期に入ると言う人もいますが、損失を恐れる公務員の性格から考えると短期の部類に入ると思います。

年齢的にも資産を増やすことより守ることが大事になるので、積極的な投資よりも銀行預金と退職金でそれなりの生活を手にした方が無難かと思います。

雪だるま式に資産を増やすことはできないですが、民間と比べると余裕のある老後が約束されているので不安になることはありません。

体力に余裕があれば再任用で働くのも一つの選択肢ですね。

公務員の投資はiDeCoから始まる

二馬力公務員は貯金だけでも経済的に余裕がありますが、若いうちから積立投資を始めれば億万長者も夢ではありません。

少額でもコツコツ運用できれば30年後の資産に大きな差が生まれるので、「なるほどなー」で済ませないで今すぐ行動に移しましょう。

先ほども軽く話しましたが、公務員の積立投資の基本はiDeCoと積立NISAです。

まずはiDeCoに加入して月額24,000円(二人分)の積立投資を優先的に進めてください。

iDeCoに加入している公務員はかなり少ないので、若いうちにiDeCoのメリットを知り運用を始めるだけでも一歩リードできます。

正直、財形積立はやるくせにiDeCoをやらない公務員は馬鹿としか言いようがありません。

iDeCoとつみたてNISAは制度的に異なる部分がありますが、積立運用して資産を増やすという点は同じです。

iDeCoを理解できれば自ずと積立NISAにも興味が湧くので、一気に長期積立投資のベースを築き上げていきましょう。

「投資は頭のいい人がやるもの」と考える人は多いですが、iDeCoもNISAも経済知識はほとんど必要ありません。

僕自身、円高と円安を逆に覚えていたくらいの人間でしたが、無事にiDeCoとNISAも始めることができたので安心してください。

iDeCo(イデコ)にすら加入しない公務員の老後はお先真っ暗になるかもしれないこのご時世、老後の暮らしが約束されている時代ではありません。 危機感を抱き、定期預金でコツコツ貯蓄を増やしている方もいますね。確か...