どうも、働きながら独学で公務員試験を合格したアツシです。
予備校は絶対条件ではないですが、県職員時代の同僚は予備校に通っていた人がたくさんいました。
なので、公務員試験のために予備校を利用するのは間違った選択肢ではありません。
個人的には独学はハードルが高いので、自分に自信がないなら予備校に通うことをオススメします。
- 予備校のメリット・デメリット
- 予備校の費用や選び方
- 予備校の面接対策
これから公務員を目指すにあたり必要な予備校の情報を元県職員が忖度なしで書いていきます。
独学か予備校かで悩んでいる受験生も要チェックなので、合格を勝ち取るために参考にしてください。
目次
公務員予備校のメリット・デメリット
まずは、公務員予備校のメリット・デメリットを理解しましょう。
独学で合格した僕はメリットの方が大きいと実感しています。
というのも、独学だと自分で全てを管理してコントロールする能力が不可欠なので、普通の人が簡単に対応できるほど楽ではありません。
やっぱり一番怖いのは、独学で中途半端に勉強して時間を無駄にしてしまうことです。
極論を言うと、合格できなければ勉強時間がすべて無駄になります。
「次の年で合格すればいいじゃん」と悠長なことを言う人は、たいてい翌年も落ちるのが世の常です。
公務員レベルの試験は、1発合格を目指さないとダラダラして勉強に集中できません。
一方、予備校に通い強制的に学習環境を変えることで、合格者が自然とやっている勉強スタイルに近づくことができます。
あとは、講義の内容を理解して、ひたすらに過去問を中心とした問題集を覚えるのみ。
独学だろうが予備校だろうが、やるべきことはシンプルなので、いかに学習環境が整っているかが合格の鍵を握ります。
独学でも己の能力で環境整備ができる人、予備校の力を借りて環境整備する人、自分の適性を見極めて判断することが重要なのです。
公務員予備校のメリット
- 勉強する環境に身を置ける
- 模擬面接が受けられる
- テキストを揃えてくれる
- 苦手科目の理解が早まる
勉強する環境に身を置ける
予備校に通う最大のメリットは、環境を変えて勉強に集中できることです。
人間は気合いだけで習慣を変えようとしても3ヵ月と持たないので、予備校という勉強しやすい環境に身を投じることはかなり効果的だと言えます。
特にこれまで勉強から逃げてきた人ほど、強制力を味方にすることが大切です。
自分の生活に予備校に通学する習慣を入れるだけで、予備校を中心とした考え方が自然と身につきます。
これくらい環境を変えなければ勉強できない人は山ほどいるので、勉強に自信がない受験生は予備校の持つ強制力を利用しましょう。
また、同じ志を持った仲間やライバルが周りにいることで、「自分も負けないぞ!」と刺激やモチベーションに繋がります。
他の人が勉強している様子を見ていると、それが当たり前の状態になってくるため、自分が勉強することへの抵抗感が薄れるのです。
独学の場合、家やカフェでの勉強がメインになりますが、自分を律することができなければ勉強環境が悪くなるのは目に見えますよね。
公務員試験対策はマラソンと同じ長丁場なので、集中して勉強できる環境を整備しなければ話になりません。
ただ机に座ってスマホを触りながら勉強するようでは、1年勉強しようが不合格一直線だと言えます。
模擬面接が受けられる
近年の公務員試験は筆記だけでなく、面接試験の配点が高くなっています。
筆記合格者でも半分近くが最終合格できない事実をもはや無視することはできません。
しかし、面接試験は筆記と違い一人で問題集を解いて実力が上がるものではなく、実践形式での練習が必要なため独学では対策が困難だと言えます。
一方、大手予備校では面接対策にも力を入れており、座学だけでなく模擬面接を無制限で繰り返し受けることができる点はかなりのアドバンテージです。
大学やジョブカフェ等による模擬面接と違い、公務員試験に精通したプロ集団からの指摘やアドバイスをもらえます。
最初は失敗しても何度も練習することで合格レベルには余裕で達することができます。
多くの受験生が苦手とする面接試験をカバーできるのは予備校の大きなメリットです。
民間企業などで面接経験がないままぶっつけ本番を迎えるのはリスクが大きいので、公務員試験1本に集中する人こそ予備校の面接対策はオススメになります。
テキストを揃える時間が省ける
独学の僕がとても面倒に感じたのが、参考書と過去問を調べて購入するところでした。
独学でも合格するためには、約7万円分のテキスト(過去問)を揃えなければいけません。
地方上級試験(県庁や市役所)では、教養15科目、専門12科目ほど試験範囲が広く、僕は40冊以上のテキストを購入しました。
また、市販の参考書には良し悪しがあり、適当に揃えてしまうと合格から遠ざかります。
つまり、数を揃える手間だけでなく、良書を選ぶ情報収集など、独学は勉強するまでの準備に相当時間を奪われてしまうのです。
一方、予備校では使用するテキストを用意してくれるので、受験生は勉強だけに集中できます。
当たり前のようなことですが、独学を経験してみて、時間をお金で買うことの重要性が身に沁みました。
苦手科目の理解が早まる
公務員試験の勉強の基本は、過去問をひたすら頭に叩き込む暗記スタイルです。
独学でも予備校でも、最終的には数多くの問題を記憶することが合格への近道になります。
科目によっては、いきなり過去問から始めて必要な知識を後から仕入れるやり方が効率的ですが、苦手科目に関しては理解するまでどうしても時間がかかります。
また、暗記だけで対応できない科目もあり、答えを導くための理解がないと少し問題を捻られただけでパニックになることもあります。
特に法律系や経済系を大学で勉強してきた人はすんなり理解できますが、理系出身者など専門知識がゼロの人にとっては独学だと迷子になるのが目に見えます。
苦手科目を独学で頑張ったけど、結果的に中途半端になってほとんど不正解というケースが一番危険。
それを防ぐためにも、予備校の講義で基本を抑え、わからない部分はその日のうちに解決して、復習で理解を深めるというステップを踏むことが大切です。
学習理解に自信がない人ほど予備校の講義は力になるでしょう。
公務員予備校のデメリット
- 独学と比べて費用負担が大きい
- 教室講義は自分のペースで勉強できない
- 勉強した気になりやすい
独学より費用負担が大きい
当たり前ですが、予備校はお金がかかります。ここが一番のネックだと感じる人も多いでしょう。
大手予備校では、筆記試験(教養・専門)・論文・面接試験の対策カリキュラムで約35万円ほど費用負担が避けられません。
ですが、金額を理由に独学を選ぶのはリスクが大きいです。
たしかに僕のように独学で合格できる人もいますが、そう簡単に誰でも合格できるわけではありません。
自分に自信があって学習ベースが構築できている人が独学を選択するのは問題ないですが、貧乏性でケチなことを理由に独学を選ぶ人はほぼ落ちます。
予備校の費用負担は、自己投資と考えるのが妥当です。
目標(公務員になる)を達成するために、より効果的な方法にお金をかけるのは最善の選択と言えます。
自分が独学に不向きだと認識しているなら、なおさら予備校は価値のある存在になるので、ここにお金と時間を集中させることは間違いではありません。
教室講義は自分のペースで勉強できない
公務員予備校は、学校の勉強と同じで、自分の学力に合わせて授業が進むわけではありません。
このため、授業が物足りなく感じたり、授業のペースについていけないことも想定されます。
人によっては自分のペースでどんどん進めていきたいタイプもいるので、そういう人には教室講義は合わないと言えますね。
ですが、公務員予備校では教室講義だけでなく、映像化した授業で黙々と勉強できるやり方も選べます。
僕は資格勉強のため予備校の自習スペースを使って勉強した経験がありますが、自分のペースでサクサク進めてわからない部分を巻き戻して理解を深める勉強方法はかなり自分に合っていました。
なお、一人で勉強するといっても、教室講義のように実際に予備校に通うため学習環境は整備されています。
自宅で勉強するWeb講座だと独学に近いですが、通学による映像講座は教室講義と同じ環境にいると考えて大丈夫です。
自分に合った学習スタイルで勉強できるのも予備校の強みと言えます。
勉強した気になりやすい
予備校に通っていたのに落ちる人は、すべてを予備校に任せっきりにして、授業を聞いただけで勉強した気になって満足してしまうタイプです。
これは公務員試験に限ったことではないですが、知識というのは自分で自主的に勉強してようやく吸収されるのです。
何度も同じところを記憶したり、解き方を理解したり、継続して自分の中に叩き込まなければ知識として定着しません。
授業を聞いて何となく理解しているつもりでも、実際に問題を解いてみたら見覚えがある程度で答えに辿り着けないケースはよくあります。
このため、復習や過去問潰しなど、自主学習に時間を裂けない人は本当に落ちます。
予備校の講義はあくまで問題を解くベース作りでしかないので、予備校に通っていることに充実感を抱いてはいけません。
重要なのは講義を聞くことではなく、いかに多くの問題を得点に結びつけるかなので、誰にも指示されないところで集中して勉強することが合否を左右するのです。
公務員予備校のアドバンテージは予想以上に大きい
予備校に通わなくても公務員試験に合格することは可能です。
予備校に通っても落ちる人は落ちますから。
県職員時代の同僚にも独学で合格できた人はいますし、いかんせん僕も独学で1発合格できた一人なので、事実として揺るがないものとなっています。
ですが、その裏側には独学で勉強して不合格になった人達が山ほどいることを忘れてはいけません。
途中で挫折した人も含めると、失敗した人のほうが圧倒的に多数派なのが現実で、独学で合格するためには、いくつものハードルを乗り越えなければいけないのです。
正直言って、独学で合格できる人はごく僅か。
そもそも最後まで勉強できる人すら少ないです。
このため、自分の適性が独学に向いていると自信をもって言えないなら、予備校に通って学習環境を整えることをオススメします。
やはり凡人にとって、予備校のアドバンテージは公務員試験を有利にする可能性が高いです。
公務員予備校の選び方
数十万円の費用を負担するわけなので、予備校選びを慎重にしたい気持ちはわかります。
ただ、正直言って大手予備校ならどこを選んでも大丈夫です。それほど大差ありません。
このため、拍子抜けするかもしれませんが、予備校は自分との相性や直感で決めて大丈夫です。
県庁時代の同期に聞いても、どこか一つの予備校に偏っているわけではなく、大原・LEC・TAC・クレアールあたりであれば問題ありません。
そもそも予備校に通うだけで合格率が上がるわけではなく、結局のところ合格できるかどうかは本人の努力次第で、予備校はあくまでサポートするだけです。
予備校が合格に導くのではなく、効率よく得点につなげるためのカ
なので、予備校の違いが理由で合否が分かれることはありません。
不合格になるのは、完全に本人の勉強不足が原因です。
特に予備校に任せっきりの人は落ちやすいことを覚えておきましょう。
結局のところ、予備校選びに神経質になる必要はないです。
大手予備校であれば、これまで何十年も実績を積んでいる公務員試験のプロ集団なので、合格者の実績を見てもカリキュラムに問題はないと言えます。
独学が不安で予備校に通うことが決まっているなら、何ヶ月もどこの予備校にするか悩んでいるのは時間の無駄です。
そんな暇があるなら、さっさと勉強を開始して他の受験生との差を広げた方が100倍マシです。
大手予備校の公務員コース費用
公務員と一口に言っても、国家総合職から警察官など業種が様々ありますが、ここでは、国家一般職や地方上級(県庁・市役所)に絞って考えていきます。
筆記試験(教養・専門)や論文・面接試験の対策を主としたカリキュラムになっており、期間は1年コースをベースに検証しました。
予備校 | 受講料 |
LEC |
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TAC |
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クレアール |
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資格の大原 |
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※2019年9月現在
※受講料のみ(入学金等は含まない)
最安値はWeb通信に特化しているクレアールですが、教室通学では約35万円が相場となっています。
LECが他の予備校と比べて若干安いですね。
なお、大学生や申し込み時期による割引設定がある予備校もあるので、詳しくは各予備校のパンフレットを資料請求しましょう。
教養科目のみのコースになると上記から8~17万円ほど安くなるため、教養のみの市役所を希望する場合は、値段を抑えられると言えます。
公務員予備校は投資である
独学の場合でもテキスト代で約7万円かかるので、予備校を活用するとなると約28万円プラスの費用負担があることがわかります。
明らかに独学よりはお金のかかる予備校ですが、それでも1発合格で公務員を目指すなら予備校の方がオススメです。
僕自身は、働きながら独学で勉強して県職員になれましたが、やはり合格率を考慮すると独学はリスクが大きいと実感しました。
正直、要領がよく頭の回転も平均レベルを上回っている人なら、独学だろうが公務員試験には合格できる素質がありますが、高校・大学と勉強してこなかった人が独学で勉強するのは無謀な選択と言えます。
無理ではないですが、職業選択の機会でわざわざリスクを抱えるなんて愚かだと思います。能力がないと知ってて真っ向勝負で戦うことは勇気ではないですから。
『Time is money』という言葉のとおり、お金より時間を大切にする価値観が公務員試験では大切です。
予備校を選択することで、テキストを揃える手間や公務員試験の戦略を考える時間が縮小することはもとより、最も大事な1発合格という時間的価値に重きをおくことができます。
というのも、1発合格できた人と試験浪人する人の間には予備校費用以上の差が生まれます。
公務員1年目の手取りは240万円といったところで、予備校に通って1発合格できた人は予備校代を引いても200万円残る計算になります。
一方、独学を選択したものの中途半端にしか勉強できずに不合格となった人は、そのまま独学費用分が赤字のままになってしまいます。
つまり、一時的には予備校の方が費用がかかりますが、1発合格できたなら35万円なんてすぐに回収できるということです。
もちろん独学で合格できるのが一番費用が安く済みますが、勉強の基礎能力がある程度必要であり、大学偏差値55がギリギリのラインで、それでも難しいことには変わらないです。
自分の性格や能力を総合的に判断して独学を選択するのはいいですが、単純に予備校費用が勿体ないと感じて独学に流れる受験生はほぼ落ちます。
予備校代をケチる人は、1発合格できないリスクを抱えることに対してもう少し深刻に考えた方がいいです。
人生の選択において、本当に大事なことを見極める能力を養いましょう。
料金だけで公務員予備校を選ぶと後悔する
今回、予備校の料金設定の相場を見てきましたが、予備校を選ぶ際に「クレアールが一番安いから」という理由だけで決めるのは後悔する可能性が高くなります。
たしかに値段が安いというのは魅力的ですが、先ほども説明したとおり、大事にすべきは1発で公務員試験に合格することです。
このため、自身の性格や環境、予備校のスタッフや講師の雰囲気なども考慮して、自分に合った予備校を選ぶことをオススメします。
金額に差があっても10万円程度であり、ここをケチってまで自分に合わない予備校を選ぶのは違和感しかありません。
予備校は公務員試験を合格するための道具のようなもので、いくら安くても合格率を少しでも下げるような選択は愚かです。
大事なのは公務員試験を合格することであり、10万円をケチってリスクを負うなんて目的を見失っていると言えます。
「通いやすさ」という点が実はとても大事な要素で、授業の違いなどカリキュラムよりも重視したいところです。
というのも、大手予備校ならどこでも毎年合格者を出しているので、予備校のカリキュラムの違いだけで合格率に大きな影響を与えることはありません。
圧倒的な差があるのなら、どこか1つの予備校だけが生き残り、あとは潰れてしまいますから、大手予備校であればその点は安心して大丈夫です。
もちろん、全てを予備校任せにして復習など自学を疎かにする人は合格できませんよ。
公務員予備校を決めるまでの具体的な流れ
- パンフレットを無料請求
- 予備校見学
- 面接試験対策も考慮する
- 早めに決断する
パンフレットを無料請求
何はともあれ、まずは各予備校のHPから資料請求しましょう。
授業カリキュラムや料金だけでなく、パンフレットの作り方で、なんとなく
パンフレットを熟読したところで合格率が上がるわけではないので、本当にサラッと読むくらいでいいです。
なお、大手予備校なら資料請求をして2~3日で自宅に届きます。
資料請求した途端、予備校から電話がかかってくるとかはないので安心してください。
「時間がある時に申し込もう」と考える人は一向に行動しないため、思い立ったら今日中に手続きしましょう。
今日できることを今日やらない人は、明日になってもできないのです。
予備校見学
通学を検討している人は、実際に予備校に足を運んでみましょう。
自分の目で確かめると、スタッフや講師、生徒の雰囲気などパンフ
各予備校ごとに感じる印象が違ってくると思うので、「なんか通いやすいかも」という感覚を大事にしてください。
自分の直感力を信じましょう。
極端な話、「可愛い人が多い」という理由でテンションが上がるなら、それも一つの決め手と考えていいです。
逆に「なんか合わないかも」とネガティブな印象を持ったら、その予備校のマイナスな部分を探してしまいます。
いずれにせよ、通いやすい理由が自分の中に多くある予備校の優先順位を上げるといいでしょう。
面接試験対策も考慮する
予備校を選ぶ際、筆記試験だけでなく面接試験の対策についても考えていきましょう。
予備校の利点の一つとして、模擬面接を繰り返し練習できるメリットがあります。
近年の公務員試験では面接試験の重要性が高まってきていますが、予備校以外の対策がなかなか追いついていないのが現状です。
このため、予備校に通うことは二次試験以降も有利に対策できると言えます。
ただし、各予備校で面接対策のカリキュラムが若干異なる(模擬面接を受ける場所が限られている等)ので、面接対策も視野に入れて予備校を検討したほうがいいです。
早めに決断する
予備校選びは慎重にしたいところですが、冒頭でも言ったとおりどこを選んでも大した差がないので、決断までに時間をかけるのはもったいないです。
正直、ウジウジ悩む優柔不断な人よりも、パッと決めて自分の決断を信
予備校選びに1週間もいりません。
どれか一つの予備校が圧倒的に有能だったら決断しやすいで
予備校オタクになるのではなく、公務員試験の勉強に時間をかけることが大事なのです。
予備校に通うことが決まっているなら、さっさと予備校選びに終止符を打って、合格するためのスケジュールを立てましょう。
公務員予備校の面接対策はかなり効果的
「面接対策なんて家族や友人で十分だ」と考える人は誤解しています。
むしろ逆で、公務員試験ほど予備校の面接対策が有利に働く試験はほとんどないです。
民間企業以上に面接対策が合格に繋がりやすいのです。
面接試験は、模擬面接の回数に比例すると言っても過言ではありません。
というのも、公務員試験の面接はある程度パターン化されているので、筆記試験同様やればやるほど得点が上がりやすいからです。
緊張感のある模擬面接で場慣れしながら、プロの指導を受けることを何度も繰り返すことで、見違えるほど面接は上手になります。
最初は緊張して言いたいことがまとまらなくても、指摘されたことを改善して練習を積めば確実に成長するので安心してください。
もちろん家族や友人、大学の面接指導なども効果がないとは言いませんが、やはり頻出度の高い質問内容の把握・公務員試験に特化したプロの指摘・緊張感のある模擬面接など、予備校の面接対策の強みと比べると心細いのが正直なところ。
「餅は餅屋」と言われているように「公務員試験は予備校」が効果的なのは明らかです。公務員になる確率を上げたいなら答えは見えますね。
繰り返しになりますが、面接対策は模擬面接の数をこなすことが肝心なのです。
【注意】模擬面接だけを受講することはできない
公務員の面接対策で最も効果的な予備校の模擬面接ですが、予備校の模擬面接には注意事項があり、模擬面接だけを申し込むことができません。
- 各予備校の面接対策の状況
- 予備校の模擬面接の効果
- 筆記・面接ともに独学で合格できるか?
予備校の模擬面接は基本的にコース生限定になります。
このため、筆記は独学で面接対策を予備校と使い分けることができません。
細かく言うと、座学で面接対策だけを学べる予備校もあるのですが、肝心な実戦形式の模擬面接はやはり筆記試験対策とセットになっています。
各予備校の面接対策の状況は以下のとおりです。
- LEC…座学講義・模擬集団討論・模擬面接(回数無制限・web対応アリ)
- TAC…座学講義・模擬集団討論・模擬面接(回数無制限)
- クレアール…座学講義(多め)・模擬面接(回数無制限・水道橋校限定)
- 資格の大原…座学講義・模擬面接(回数無制限)
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筆記対策のために予備校を選択する人は、自ずと面接対策も付いてくるという感じですね。
大手予備校なら模擬面接は回数無制限なところが多く、実戦形式での対策がいかに重要なのかがわかります。
クレアールに関しては、水道橋校に限定されている部分がマイナス点ではありますが、他の予備校と比べて座学講義に力を入れている印象を受けました。
面接対策は一次試験終了後からでも間に合いますが、各予備校ごとで面接指導に特徴があるので、予備校を選ぶ際には筆記対策だけでなく面接対策のことも考慮するといいでしょう。
ぜひ試験前に、最終合格までの戦略を練ってください。
【まとめ】合格することを第一に優先しよう
- 独学より予備校の方がメリットは大きい
- 予備校選びは費用ではなく継続して通学できるかが大切
- 資料請求して見学すると失敗しにくい
- 予備校の面接対策はかなり効果的
必ずしも予備校に通う必要はありませんが、独学で合格できる人の方が圧倒的に少ないのが現状です。
独学と予備校のどっちが正解ということはなく、自身の現状や環境、性格などから総合的に判断して自分に合った勉強スタイルを見つけることが大事になります。
僕は大学偏差値こそ高くはないですが、コツコツ努力する能力や社会人経験で培った対人スキルに自信があったので独学を選びました。
半年間の試験勉強を通してわかったことは、これを普通の人がやったら途中で挫折するか不合格になる可能性が高いということです。
自分に自信がある人で、一発合格できなくても後悔しないなら独学でもいいですが、「どうしても公務員になりたい」と本気で願うなら、やはり予備校に通うことをオススメします。
独学でも予備校でも合格するための勉強法は同じで、いかに多くの問題の解答パターンを覚えるかです。
やるべきことはシンプルなので、あとは学習環境を整備し、集中して勉強できるかが合否を左右するポイントです。
独学でも集中できる人、予備校を活用した方がいい人、様々なタイプがいる中で自分がどうしたら合格に近づけるかを検討しましょう。
予備校の費用面をネックに感じる人もいるかと思いますが、最も大事なのは公務員になることなので、本質を見誤らないように判断してください。
まずは、各予備校のパンフレットを無料請求して、どんな公務員対策コースがあるのかを確認してみましょう。
ライバル達より一歩前に進むためにも行動あるのみです!
▼当ブログの公務員試験対策をまとめた記事はこちら
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