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食中毒とノロウイルスの違いは?細菌性とウイルス性とは?

食中毒が原因で、下痢や嘔吐、発熱などの経験はありますか?

私は以前、焼肉屋で食事をした際に、家に帰って間もなくして食中毒の症状が出たことがあります。

時期が冬場だったため「ノロウイルスじゃないか?」と友人に言われましたが、ノロウイルスの症状に見られる嘔吐はありませんでした。

 

その時「食中毒とノロウイルスって何が違うのだろう?」と気になり調べてみると、様々な違いを発見しました。

食中毒かノロウィルスの違いについて曖昧な方は、ここで確認しましょう。

食中毒とノロウイルスの違いは何?

食中毒とノロウイルスは、そもそも似て非なるものです。

食中毒は症状のことで、ノロウイルスは原因なのですから。

つまり、ノロウイルスに感染して表れた症状が食中毒だということです。

 

しかし、食中毒の原因はノロウイルスだけとは限りません。

食中毒の原因を大きく分けると細菌性ウイルス性になります。(化学性毒物と自然毒は除きます。)

細菌性とウイルス性では、食中毒の発症時期や症状が異なりますので確認していきましょう。

食中毒の原因となる細菌性とウイルス性の違いは?

細菌性はサルモネラ菌やカンピロバクター、O157など、家畜の腸管内に生息などしている菌のことです。

夏の食中毒の90%は細菌性食中毒だと言われています。

これは、細菌の繁殖するのに好都合な温度が38℃前後のためです。

 

ウイルス性食中毒は、その名の通りウイルスに感染して起こる食中毒で、冬場に発生する食中毒のはとんどがはウイルス性食中毒です。

そして、その中の90%はノロウイルスが原因で起こっていると言われています。

 

ウイルス性食中毒は細菌性食中毒と違い、人の体内に感染してから数を増やしていきます。

仕組みはインフルエンザと同じですね。

また、ウイルス性食中毒は細菌性食中毒と比べ感染経路が多いのが特徴で、特に接触感染や飛沫感染の危険性がありますので二次感染に注意が必要です。

 

接触感染の例として、飲食店のトイレなどでウイルス感染者が便にわずかでも触れた場合は、お手洗いの蛇口やドアノブにノロウイルスが付着します。

それを感染していない人の手が触れ、物を食べたりするとノロウイルスに感染するケースがあります。

飛沫感染の例として、感染者の便や嘔吐物が着地した勢いで周りの人が吸い込んだり、ウイルスが付着したほこりが風で舞い上がって、周りの人が吸い込むことで感染するケースもあります。

ノロウィルスは感染力が強いので、免疫力の強い大人でも高確率で感染する恐ろしいウィルスなのです。

このため、むやみにノロウィルス感染者に近づくことは危険と言われています。

細菌性とウイルス性の症状の違いは?

細菌性食中毒の症状は、感染した細菌によって様々です。

代表的なサルモネラ菌の症状は、寒気や嘔吐が始まり、その後下痢へと症状が変化します。

また、38℃以上の発熱を発症する細菌もあり、さらに潜伏期間も3時間~7日とばらつきがあります。

このため、細菌性食中毒の症状をあらかじめ予想するのは難しいのです。

 

一方、ノロウイルスによる食中毒の症状は、ご存知の通り嘔吐と下痢です。

発熱の可能性もありますが、確率は低く、出たとしても高熱にならない場合がほとんどです。

私が食中毒を発症した際には高熱が出たので、ノロウイルスの可能性は少ないと言えますね。

細菌性とウイルス性の予防対策の違いは?

細菌性食中毒とウイルス性食中毒の対策は、基本的に熱による滅菌が効果的ですが、残念ながら、細菌の中には100℃でも滅菌できないものもいますので、細菌性食中毒の予防において「熱を加えたから大丈夫」という考えは危険です。

調理器具なども清潔に保ち、食品から食品への細菌の移動を防ぐなど気をつけることも大切な予防になります。

 

細菌性食中毒は、主に食材で繁殖した細菌を食することで食中毒が発症します。

特に焼肉での細菌性食中毒には注意が必要です。生肉を食べないことは絶対です。

 

一方、ノロウイルスの原因となる食材は牡蠣などの二枚貝です。

ノロウイルスは熱に弱いので、加熱処理をすることでノロウイルス活性を失わせることが可能です。

85℃以上の温度で、90秒以上の加熱が効果ありです。

生だけでなく、牡蠣をお湯に通しただけではノロウイルス対策としては不十分です。

 

できれば、調理器具も85℃以上のお湯に1分以上加熱するとさらに効果的です。

また、カキなどの調理に使用した水にノロウイルスが含まれている可能性があるため、他の食材にかからないよう十分注意しましょう。

まとめ

夏場は細菌性食中毒、冬場はウイルス性食中毒が発症しやすいです。

食中毒に感染した時は、下痢による脱水症にならないことが大切ですので、水分補給を忘れずに行いましょう。

また、下痢止めを使用するのは、体内にウイルスが留まるため回復が遅れてしまいますので止めましょう。