ニキビ

思春期ニキビと大人ニキビの違いは?年齢で原因が変わるのか解説する

ニキビは「思春期ニキビ」や「大人ニキビ」などと分類されることがありますが、この2つの違いを説明しろと言われると意外と難しいですよね。

世代による区別、ニキビができる部位による区別、原因による区別など様々な角度から2つのニキビの違いは議論されています。

思春期ニキビだろうが大人ニキビだろうが、医学的には同じニキビなのでスキンケアの基本である洗顔や保湿が大切なのは変わりません。

しかし、それぞれの特徴や原因を知ることで、自分の肌で起こっているメカニズムをイメージすることができるので、ニキビ治療が順調に進むメリットがあります。

この記事では、思春期ニキビと大人ニキビの違いを紹介するので、自分のニキビがどちらに当てはまるか参考にしてください。

思春期ニキビの特徴と原因

思春期ニキビの概念は、単に10代の時期にできるニキビを指す場合もありますが、ここ最近ではTゾーンと呼ばれるオデコや鼻にできるニキビを思春期ニキビと言うことが多いです。中学生や高校生など10代の人は、特にオデコに小さなニキビがプツプツできる傾向にあるからですね。

思春期は、体の成長とともに皮脂分泌が盛んな時期です。特にTゾーンは皮脂が過剰に分泌されているので、思春期ニキビの原因は過剰分泌した皮脂が毛穴に詰まるケースや、角質が肥大して毛穴を塞ぐケースが考えられます。

 

思春期の皮脂分泌には男性ホルモン(テストステロン)が鍵を握っています。

小学校高学年から中学生の間で、男の子は精巣が発達するとともに男性ホルモンの分泌が始まります。

男性ホルモンは、男らしい体つきに成長させるために骨格や筋肉を発達させるだけでなく、髭が濃くなったり、毛を太くするために毛穴が広くなったり、皮脂を分泌させたりと、体の中だけでなく外側にも影響を与えるホルモンです。

女の子には無関係かと思われますが、実は女の子の体内でも男性ホルモンは分泌されるので、女の子のニキビにも男性ホルモンが関わっていないわけではありません。ただ、分泌量は男性の10%くらいなので、男性よりも影響は少ないです。

男性ホルモン影響は遺伝によって左右されやすく、男性ホルモンの量が多い人もいれば、男性ホルモンの影響を受けやすい人など様々なタイプがあるため、正直ホルモンの影響をコントロールするのは難しいです。

残念ながら、男性ホルモンの影響が強く現れる体質の人は、完璧にニキビを抑えることはまず無理だと思ってください。

思春期ニキビの治療方針

体質の問題を解決するのは難しいですが、スキンケア次第でニキビの数を減らしたり症状を緩和させることは十分可能です。

男性ホルモンは年々減少していくため思春期ニキビは数年で落ち着くのが一般的。だからこそ、ニキビを悪化させないケアを心がけることが思春期ニキビとの上手な付き合い方と言えます。

思春期ニキビの原因としては、男性ホルモンの影響で肌の皮脂量と水分量のバランスが崩れやすいことが考えられます。

10代だと肌の水分量は多いので、むやみに化粧水をつけるのではなく、まずは洗顔で皮脂汚れをさっぱり落とすことを徹底しましょう。

多感な時期でニキビを早く治したい気持ちはわかりますが、過度なニキビケアは悪化の元です。1日ちょっとでニキビが改善することはないので、焦りは禁物ですよ。正しい洗顔ができていれば、顔中ニキビで真っ赤になることは防げるでしょう。

顔が真っ赤になるほどニキビが酷くなったら、迷わず皮膚科へ行きましょう。顔に広がった炎症ニキビは化粧品の刺激を受けやすいため、自己ケアの手に負えるレベルではありません。

大人ニキビの特徴と原因

体の成長が終わったはずなのに、Uゾーン(頬やフェイスライン)を中心にできるニキビを大人ニキビと一般的に呼びます。

大学生で一人暮らしを始めた途端にニキビができた人、新入社員で就職した途端にニキビができた人など、生活リズムの変化により大人ニキビを発症するケースも多いので、現代のストレス社会を代表とする悩みの一つと言えます。

体質的な皮脂分泌が落ち着いた20代以降にもできるニキビなので「大人ニキビ」と言われているのですね。

大人ニキビの主な原因
  • ストレスや生活リズムの乱れによりホルモンバランスが崩れる
  • 肌の水分量の減少による乾燥

大人ニキビの原因は、細かく考えると思春期ニキビと同じく男性ホルモンが影響するケースがあります。

その鍵を握るのはストレスです。メカニズムこそ解明されていませんが、ストレスがニキビと関係あるのは臨床試験で判明していることで、ストレスにより人間の体は様々な影響を受けます。

人間はストレスを感じると、ストレスに対抗するホルモン「コルチゾール」を分泌します。そして、コルチゾールは男性ホルモンの分泌を促す作用があるため、強いストレスを慢性的に感じていると男性ホルモンが過剰に分泌すると考えられます。

また、睡眠不足や偏った食事など様々な要素が絡むことで、ホルモンバランスが崩れ男性ホルモンが過剰分泌することもあるため、大人ニキビの原因を特定することって難しいのです。

ただ、難しく考えると頭が混乱しちゃうので、「生活環境が乱れると大人ニキビができやすくなる。」と覚えておくだけでとりあえずはOKです。

一方で、スキンケア不足により水分を失った肌は、乾燥により肌が固くなり、ターンオーバーが遅れ毛穴に古い角質が詰まりやすくなります。

加齢により肌の水分量が減るため、乾燥が原因による大人ニキビは20代~30代にかけて多い傾向にあります。

10代の学生だって大人ニキビができる

大人ニキビの主な原因が生活習慣や乾燥ということですが、これって大人だけの問題ではないですよね。

学生だって受験勉強で夜更かししたり、大学に合格できるか不安になりストレスを感じやすい時期です。もちろん、勉強だけでなく友人関係や家庭関係などストレスの原因となる要素はたくさんあります。

僕の高校生時代でも、それまで肌がめちゃくちゃ綺麗だったのに、高校3年生の受験シーズンに入ってから顔中に溢れるばかりのニキビが大量発生した友達がいました。代々医者家系の人だったのですが、受験を失敗できない環境に追い込まれたと後々話していたので、完璧にストレスからくる大人ニキビです。

結局、子供だってストレスを感じるし肌質によっては水分量が少ない人もいるので、大人ニキビは誰でも起きることになります。

特に若い学生は、思春期ニキビも大人ニキビもできるから大変です。学生だから思春期ニキビ対策だけで十分というわけではありませんからね。

大人ニキビの治療方針

大人ニキビを改善させるためには、原因として考えられる可能性を全て潰していくしか道はありません。生活習慣を改善してもスキンケアを怠っていればニキビはできますし、逆もまた然り。

食事から睡眠まで生活環境を整えつつ、スキンケアで乾燥から肌を守る。一見簡単そうに見えますが、実行できる人はほんの一握りです。

特に生活スタイルを変えるのは難しく、ニキビを治したい気持ちはあっても行動に移せない人が大多数です。大人ニキビの改善は自分との闘いとも言えますね。

ただ、いきなりあれこれ変えるのはしんどく三日坊主の元なので、少しづつ改善させるのがコツです。継続して肌に優しい生活を送れるかが大切なのです。

スキンケアについても正しい知識を持つことが大切なので、僕のサイトの情報を全て吸収するくらいの気持ちでスキンケアの基礎をマスターしてくださいね。

思春期ニキビと大人ニキビの違い|まとめ

年代 原因
思春期ニキビ 10代 ・体質による男性ホルモンの分泌
大人ニキビ 全ての世代 ・生活環境の乱れによる男性ホルモンの分泌
・肌の水分量が減少することによる乾燥

今回は、思春期ニキビと大人ニキビの違いについて話してきました。

思春期ニキビも大人ニキビも男性ホルモンが影響する点では同じですが、男性ホルモンが分泌されるメカニズムに違いがあります。

思春期ニキビは体質が原因のため、ある程度割り切る必要がありますが、大人ニキビは生活やスキンケアなどを改善することで治ります。

いずれにせよ、思春期ニキビも大人ニキビも正しいケアができれば、そこまで酷いニキビ肌になることはありません。

まずは、自分の生活を見直して改善できる部分を見つけて実行すること、そしてスキンケアのやり方と化粧品の見直しを徹底して行えば未来は明るくなるでしょう。

コツコツの努力こそ、ニキビが最も嫌がることですから。